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06月08日-04号

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  1. 新富町議会 2018-06-08
    06月08日-04号


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    最終取得日: 2021-06-12
    平成 30年 第06回定例会(06月)──────────────────────────────────────平成30年 第6回(定例)新 富 町 議 会 会 議 録(第4日)                           平成30年6月8日(金曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第4号)                       平成30年6月8日 午前10時00分開議    日程第1 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件    日程第1 一般質問──────────────────────────────出席議員(14名)1番 櫻井 盛生君       2番 大木 俊二君3番 吉田 憲市君       5番 永友 正章君6番 増永 逸雄君       7番 中山 英雄君8番 阿萬 誠郎君       10番 髙野 賢治君11番 倉永 豪修君       12番 丹  邦敏君13番 圖師 孝一君       14番 永友 繁喜君15番 三浦 千尋君       16番 吉田 貴行君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 東  良一君       書記 福重 和泉さん──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 小嶋 崇嗣君  副町長 ………………… 揖斐 兼久君まちおこし政策課長 … 出口 敏彦君  総務財政課長 ………… 青木 和宏君防災基地対策課長 …… 宮武 祐二君  税務課長 ……………… 宮本 芳幸君町民こども課長 ……… 比江島光裕君  いきいき健康課長 …… 山本 茂人君福祉課長 ……………… 若木家浩順君  農業振興課長 ………… 平塚 貢一君農地管理課長 ………… 壱岐  進君  都市建設課長 ………… 今村 行信君まちづくり推進室長 … 比江島信也君  環境水道課長 ………… 長友 一彦君会計管理者会計課長 … 道下 秀人君  教育長 ………………… 米良 郁子さん教育総務課長 ………… 池田 真二君  生涯学習課長 ………… 河野佐知子さん農業委員会事務局長 … 壱岐  進君  町代表監査委員 ……… 坂東 啓男君──────────────────────────────午前10時00分開議 ○議長(櫻井盛生君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしておりますとおり、一般質問となっております。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(櫻井盛生君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、一般質問の最終日となり、4名の議員が質問を行います。 順次登壇を許します。 10番、髙野賢治議員。 ◆議員(髙野賢治君) おはようございます。さきに通告をしております一般質問について質問をしてまいります。 まずは、小嶋町長におかれましては、町長御就任おめでとうございます。さまざまな難題に立ち向かわれ、1万7,000町民のさらなる福祉の向上に寄与されますことを心から御祈念を申し上げます。 本日は、大きく4項目の質問をさせていただきます。 第1問目、まちづくり事業であります。まちづくり実施計画の見直しと今後の方針について伺います。 町長は就任に当たり、このまちづくり事業について、大きく2つの変更を提案されております。 1つ目は、航空資料館建設の取りやめであります。 2つ目は、プロサッカーチームの誘致に伴う建設計画配置の変更であります。 このことに至った考えの根本概念を伺います。さらに今後、まちづくり実施計画をどのように実行されていこうとしておられるのか伺います。 次に、プロサッカーチーム誘致について、私は、このまちづくり事業とは違う別の次元での話が進んでいるものと思っておりました。このプロチームが加わることで、どのような効果なり事業への影響を考えておられるのか伺います。 第2問目です。学校施設整備についてであります。 まちづくり事業でもそうでありますが、執行部が変わったことにより、事業そのものに対する考えや思いが大きく変更されます。校舎については、各小中学校が建て替えや増築がされ完成をいたしました。現在、富田小、富田中学校対応給食センター建設に着手をされております。今後、学校施設の整備計画について伺います。また、その中で、特に富田小学校講堂の建て替えについての考えを伺いたいと思います。 第3問目は、防犯対策であります。 現在、取り組んでおられる防犯対策について、その内容を伺います。さらに、これは過去にも質問させていただいておりますが、防犯カメラの設置について考えを持っておられないか伺います。 最近、頻繁に報道される犯罪に対し、この防犯カメラが犯罪の抑止効果及び早期解決の手がかり等、有効であることははっきりしております。学童・生徒の登下校はもとより、一般生活者の安心・安全に寄与すると考えますが、町長の考えを伺います。 第4問目であります。 商工業振興政策についてであります。 現在、取り組んでおられる振興策について伺います。また、これまでにおいて、初めての商工会出身の町長であります小嶋町長の商工業振興に対する思いと、新たな施策について、その考えを伺いたいのであります。 次に、町が発注する公共事業や工事において、町内事業者の参入をどのように担保していかれるのか、その考えを伺います。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) おはようございます。髙野議員の御質問にお答えしたいと思います。2問目については、教育委員会のほうから答弁をさせます。 まちづくり事業に関する事業計画の見直しと今後の方針についてでありますけれども、内容については、きのう、一昨日の中山議員、吉田貴行議員、倉永議員、吉田憲市議員、三浦議員にお答えをしたとおりでございます。町長選挙の公約で掲げていましたとおり、現行のまちづくり実施計画は見直しを行います。 プロサッカーチームの誘致がもたらすまちづくり事業への影響についてでありますけども、本件は、企業誘致的な手法によって、町が用地を確保し、スタジアムの建設はクラブが受け持つというものであります。これは、町負担を可能な限り抑えた上で、本町への交流人口・関係人口を、年間を通じて安定的に増加させる取り組みで、効果的に民間投資を誘導する効果も期待をしているところであります。 このことは、今後、再検討する新しいまちづくり事業においても、交流人口等の増加が町内のにぎわいの基盤となって、民間投資の誘導、企業誘致、町内産業の振興、スポーツ文化の醸成などの好影響をもたらすものと考えております。 次に、防犯対策についてであります。現在、取り組んでいる防犯対策につきましては、町民の安心・安全のための通学路等を含む防犯灯の設置、青色パトロールカー、青パトによる町内巡回、防災行政無線による広報、地域安全運動期間中の啓発活動等を行っております。今後も、関係機関等と協力をして、防犯体策を行ってまいります。 次に、防犯カメラ設置につきましては、現在、道路や公園、商店街などの屋外、野外の公共の場所に設置をされているものとし、日向新富駅舎総務財政課が管理しているものが1台、駅のほかにNPO法人ふるさと元気ネットが設置した防犯カメラが1台設置をされております。防犯カメラの必要性は理解をしておりますが、まずは防犯灯の設置及び環境整備が重要であると考えております。 商工業振興策について、現行の商工業振興策と新町長としての新たな施策に対する考え方については、現在、商工業振興補助金を活用し、起業支援や人材育成、販売即進のための店舗改装等の支援を行っているところであります。 今後は、地場産業の育成、中小企業退職金制度加入促進事業、事業者へのより効果的な支援を行うため、商工会との連携を強化し、商工業の振興に取り組んでまいります。 次に、町発注事業への町内業者参入について、お答えをいたします。 本町の場合、町内企業でできることは、原則、町内企業に調達するという考えのもと、競走性を持たせながら、かつ地域経済の浮揚、町内企業育成の観点から、指名競争入札を実施しており、1億円を超えるものについては、条件付一般競争入札を実施しております。 また、「官公需についての中小企業の受注の確保に関する法律」において、地方公共団体は、中小企業者の受注の機会を確保するために、必要な施策を講ずるように努めなければならないとされており、本町におきましては、昨年7月25日に閣議決定をされた「中小企業者に関する国等の契約方針」に基づいて、平成29年度に町内中小企業向け官公需のための基本方針を9月に策定し、町内業者の受注機会に拡大に向けた取り組みを重点的に行っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 髙野議員の御質問にお答えいたします。 学校施設の今後の整備計画につきましては、平成30年度は、本年4月に議決をいただきました富田給食共同調理場の建設を行います。そして、平成31年度以降は、防衛省の補助事業の採択の基準に達成し、国との協議が終わり、予算措置等が整えば、順次、富田小学校講堂建て替え工事上新田学園プール改修工事富田小学校空調機能復旧工事新田小学校講堂改修工事などの整備が予定されております。 富田小学校講堂の建て替えにつきましては、九州防衛局と協議を行っておりますが、昭和46年建設で建設後46年経過であり、耐用年数60年にはまだ達していないこと、また、耐震診断の結果も耐震に関して問題ないということで、防衛省の補助事業での建て替えはできないと回答を得ております。 現段階では、老朽化に伴う現在の講堂の大規模改修は防衛省補助で可能であると聞いております。しかし、老朽化に伴う大規模改修を行う場合には、大規模改修に耐えられる建物の耐力度があることが条件となってきます。その耐力度が大規模改修に耐えられる基準に達しなければ大規模改修は行えず、老朽化した講堂は、建て替えしか改善の方法はないということになります。 そこで今回、その耐力度を判定するために富田小学校講堂耐力度調査業務委託を予算計上させていただいております。調査結果が判定基準を下回れば、防衛省と建て替えについての協議に入れると考えておるところです。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 予定しておりました質問を順次させていただきたいと思います。 まず、まちづくり事業であります。このまちづくり事業は、口蹄疫復興ファンドの資金を活用した「こゆ観光ネットワーク事業」に始まり、基地を観光資源と考えて、その基地を中心として結いの基点整備を行うことで、整備の理念、さらにはコンセプトを構築し、それをもとに、まちづくり支援事業を活用した、まちづくり整備構想、さらには実施計画へ多くの時間と人員を費やし、現在に至っております。さらに、住民アンケート住民説明会、パンフレットの全戸配布、議会質問などを経ております。 見直しに至る経過説明、また変更にかかるコンセプトの再構築など丁寧な説明が必要ではないかと思われます。というか、説明が足りていないのではないかと思うところであります。こういった観点から、どのように考えておられるのか考えをお聞きします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 質問にお答えをしたいと思います。 まちづくり事業についての説明を、基本的な話を少しさせていただきたいと思います。 私がお伝えをしているのは、まちづくり事業というのは防衛省補助まちづくり事業は、今後、しっかりと検討していくというお話をさせていただいております。 それで、プロサッカーチームの誘致に関しては、企業誘致的な手法を使って、プロサッカーチームを誘致をします。サッカー場フットボールセンターにつきましては、これは議会の皆さんも多分、御承知のことだとは思うんですけども、民生安定事業を使って整備をしていく。 このことについては、私が町長になる前の平成29年の11月の段階で全員協議会の中で分離をすると、まちづくり事業と、このフットボールセンターについては分離をして事務手続きするということを、実は、議会の皆さんは私より前に知っていらっしゃるはずなんですね。 そういった中で、私が町長になって選挙公約でもありました、このまちづく実施計画は六十数億円もの大金がかかると、町の負担を少しでも少なくするために航空資料館はつくりません。そして、ほかの部分については見直しを行って、町の負担を少しでも減らしていきますという約束の中で、今回、見直しを決定をさせていただきました。町は16カ所で、350名程度の住民の皆さんに説明をして、資料を全戸配布したということです。 私は、二十数カ所で選挙前に住民との座談会を開き、トータルで1,500人以上の方々とお話をし、全戸に私はこの計画を中止しますというリーフレット等を配布をさせていただきました。 新聞等々でも、私はこの航空資料館については見直しを行う、まちづくり計画は無駄のないように見直しを行うということを訴えて、選挙に当選をさせていただきました。そういう過程でこの決定をしたということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 航空資料館の建設中止については、町長としては十分説明が足りているという御判断だと解釈をいたしました。 先ほど、前町長からの流れの中で、実施計画の分離というか、そういったことについて議会も承知をしておりますけど、ただ、さらには変更については、新町長とともに判断がされるべきものということで、我々も理解はしているんですけど。 そのやっぱり変更をした結果というか、それに至る経緯というか、そういったものについては丁寧な説明というのがないと、さきの一般質問でもお金がかかり過ぎるとか、そういった説明があるんですけど。その他、観光的な兼ね合いとか、いろんな資料館、賛否両論ある中で、こんなもの要らないという人と、やっぱりないといけないのねというふうな考えや、いろいろ住民はお持ちであります。一番の建設をしない理由と、お金以外に何かあるのか考えを聞かせていただきたい。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的に私は三納代の土地の集客施設ということよりも、一番大きな理由は、土地の有効活用が一番大きな命題だと思っております。 そして、もちろん一番は金銭的な財政的な問題と言いますけども、一番大きいのは、やはり財政的な不安が圧倒的に大きいと、17億円もの費用をかけてあの航空資料館をつくったときに飛行機をどうやって持ってくるのか、持ってくるのにも費用がかかる。博物館だったら一回見たらもう2回、3回リピーターが来るという可能性がかなり低い。じゃ、そのたびに新しいものを入れていって、維持管理費を増やしていくのか、町民の皆さんに負担を強いていくのかということを考えたときには、やはり、これについてはつくらないという決断をさせていただきました。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 資料館をつくらないということで大きな決断をされたわけですけど、先ほども賛否両論ある中でという言葉を使っているんですけど、太田町長時代の一番欲しい施設というのが資料館だったように記憶をしているんですけど、全国いろんな各地、こういった資料館というのがございます。そこ辺の運営上の資金なり、費用なり、検討された結果の御発言ということで理解してよろしいですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) はい、航空機資料館については、全国的に浜松にありますね。浜松も一回入場料を500円にしたことがありました。500円にしたら入場者数は激減したんですね。で、また無料に戻したと、じゃ、17億円の施設をつくって人を呼ぶためだけに無料で開放すると幾ら収入があっても、これ維持管理費も維持できないという計算になります。それでも、住民のニーズが高かった、昔でしょうけど、昔の時代にまだ景気がいい時代、人口がまだどんどん増えている時代にニーズが高かったからといって、今のこの人口減少時代に、その航空機資料館をつくるということについては無理があるというふうに判断をさせてもらっています。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 資料館についての町長の思いはよく理解ができます。そこで、この資料館を建設しないことによる、まちづくり支援事業は補助率が高い一般的なもの50%程度、この、まちづくり支援事業になると75%と補助率が高いんですよということで、住民の皆さんの説明をしてきているんですけど、この支援事業での航空資料館を建設しないことによって、この補助金の額の変化、それと事業の公費負担額に対する町の負担額、それと支援事業補助金の額の割合の変化、こういったものを教えていただければと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 具体的な数字は後で担当がお持ちをします。ただ、概算的にお答えをすると、このまま航空資料館だけを抜いて、今のまちづくり実施計画をつくった場合には、トータルコストが四十数億円かかる。その中でも町の負担額は4億円程度減少をするということになります。 ○議長(櫻井盛生君) まちづくり推進室長。 ◎まちづくり推進室長比江島信也君) お答えします。 現行計画によりますと、まちづくり支援事業の事務費を除きました事業費総額と言いますのが約46億6,000万円です。このうち、国庫補助額につきましては約34億9,000万円、差し引きまして町負担が約11億6,000万円と試算をしておりました。 航空機資料館を中止をした場合につきましては、事業費総額が約29億7,000万円、このうち国庫補助額が約22億2,000万円となりまして、町負担が約7億4,000万円となります。事業費でいきますと約16億9,000万円、国庫補助額が12億7,000万円、町負担が約4億2,000万円の減額というふうに試算をしたところです。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) この質問を行った趣旨は先ほど言いましたように、まちづくり支援事業というのが補助率が高いということで、だから着手したというわけじゃないんでしょうけど、そのまちづくり支援事業を想定しているんですけど。この補助が減額をされたことによって、この支援事業をこの事業以外に使う考えというか、そういったことも想定されるんですけど、それも含めてやっぱりこの事業でやっていこうというのか、そこ辺の考えをお聞きしたいんですけど。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) きのうも答弁をさせていただきました。真に必要なものをきちんとつくっていく、そして、まちづくり支援事業については、今からしっかりと議会の皆様、住民の皆様と話をして、何が必要かというのを検討していきたいということで、このままの事業で、このままの形、航空機資料館を抜いただけでものつくるということはないと思います。どういうことが可能かというのをしっかり検討しながら再構築をしていく。 その中でも、やはりどれだけ住民が負担が少なくなるか、町の負担が少なくなるか、民間の資本をどれだけ有効に新富町に誘導ができるかということを重きを置いて、検討したいと思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 今後、行われるかもしれない事業ではなくて、今回の事業でまちづくり支援事業をしっか活用していきたいという考えで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もう一度説明をさせていただきます。 サッカー場サッカースタジアムについては、民間の企業誘致の手法を使うので、まちづくり支援事業とは全く関係がありません。 フットボールセンターについては、議会の皆さんも御承知のとおり、11月の段階でまちづくり事業からは切り離しをして、民生安定事業で進めていくので、これもまちづくり支援事業とは違います。 だから、今計画に立っているのは、まちづくり実施計画が北側エリアで残っているということになります。この計画を進めていくのは、先ほどから申し上げていますように議会の皆さんと町民の皆さんと真に何が必要なのかということで、計画を今からつくってお示しをして検討していくということなので、今ちょっと誤解があってはいけないので、そういう形で進めていきたいと思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) この件についてはこれで終わりたいと思いますが、テゲバジャーロについて、全員協議会の場で一般の会社等の誘致企業とは違うけど、先ほども説明があったんですけど、誘致企業の手法でやりたい旨の発言がございました。テゲバジャーロ宮崎スタジアム建設において、土地の確保を町がやるということで、先々その土地というのが、無償貸与、有償貸与あるいは売却になるのか、それから固定資産税等はどうなるか、スタジアムも含めて。そういった考えについて。それとそういったことが双方での協議の対象というか、うちでも協議が進んでいるのか、そこ辺も含めてお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 土地については新富町が用意をして、建物ついてはチームがつくると、建設費用を持つということの企業誘致的な手法ということで間違いない認識ですので、土地をどっちが持つかとか、土地の貸借というのは新富町が土地を持って貸し出しをして、テゲバジャーロが上物はつくる。 だから、上物に関する固定資産税等は新富町に納入がされる。複数年契約で長い年月で貸与はするんですけども、いずれ買い取るということも可能性はあると思いますので、そこについてはきちんと協議を進めながらするんですけども、当面は長期の貸借契約を結んで、新富町が土地を貸し出して上物はチームがつくってチームの所有物ということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 先般、議会中だったんですけど、プロチームスタジアムについて愛媛県松山市、それから今治市で研修をさせていただきました。愛媛FCですかね、それとFC今治のホームスタジアムでございます。 愛媛FCはJ2のチームで、愛媛県がつくりました総合スタジアム、ニンジニアスタジアムと言うそうですけど、そこを本拠地としております。県のスタジアムということで、県のリーダーシップが相当あったと思うんですけど、県をはじめ、20の全市町が出資金を拠出をしております。要するに、オール愛媛というようなチームかなと思います。 それからFC今治ですね、これは日本代表監督だった岡田武史氏、この方がオーナーということで、そのオーナーのカリスマ性というか、それとサポーターがたくさんおられます。そういった指示によって岡田イズムとか、今治モデルとか言われておりますけど、地域を巻き込んだ特色のあるチームのようであります。 このテゲバジャーロ宮崎というのが、どのようなチームなのか、認識があれば伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) テゲバジャーロについては、今説明があったどちらともちょっと違う形で、オーナー企業がいまして、プロ野球みたいな感じですね、読売ジャイアンツとかというような感覚のチームにはなります。 ただ、その中に、またスポンサーだったり、いろんな応援をする企業だったりがいるので、なかなかそれをどれにというのは難しいんですけども、そういうオーナーがいて企業体としてチームを運営しているという形にはなります。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 私は余りサッカーについては詳しくないんですけど、いろいろな文献をあさってJ3の認定条件というか、そういった中に地元自治体及び県サッカー協会、これが応援姿勢を文書で示しなさいというのがありました。このそういった応援姿勢というか新富町がどういった取り組みを予定されているのか、また将来に向けて資本投入とか、そういった可能性というのは現段階でありましたら教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現段階で土地を提供する以外の資本投入はもちろん考えていません。そういった中で、やはり今からJリーグ基準が最低2,000人来ないとJ3には上がらないということなので、基本的にJ3になると平均3,000人以上で、J1まで行くと1万9,000人平均来るということで、J2、J1に行く過程でやはり町としてもバックアップをしていく、応援をしていくということはもちろんですけども、県内でもオール宮崎で取り組めるように、トップセールスを行っていきたいというふうには考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) プロサッカーチームのホームスタジアムがこの新富町にできるということは、将来に向けて大きな期待が持てるのかなと思っております。ただ、反面、未確定な要素が大きくて、不安要素を合わせ持っていると思います。 議会は議決責任を当然有しておるわけであります。丁寧な説明と要するに判断ができるような情報の提供を、今後とも適切な対応をお願いしたいと、よろしくお願いします。 講堂についてお伺いいたします。富田小学校講堂建て替えについては、過去何度も質問させていただいております。今回の補正予算で耐力度調査が計上をされております。これは防衛省補助事業あるいは文科省事業、要するに補助事業の対象にならないのかお聞かせいただきたい。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 予算のことなのでこっちが答えます。 補助事業の対象にはなりません。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 今回、耐力度調査を計上されたということで、講堂の建て替えになるのか、先ほど大規模改修等とも言われたんですけど、これが建て替えに至る出発点というふうに考えてよろしいでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 住民の皆さん、学校の皆さんから、講堂が古いと早く建て替えてほしいという要望等々もしっかりお聞きをしております。少しでも早くできるようにということで、最善を今尽くしているところでございます。その方法の一つとして、今回、耐力度調査をやっていくということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 町長、一部触れられたんですけども、議員時代に講堂の建て替えについて質問をされております。この建て替えに対する思いがありましたらお聞かせください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私も議員時代何度か、2度ぐらいですか、この講堂の建て替えについては質問をして、早くやってくださいというお願いをしています。手法について一番いい方法を選んでいきたいと思いますし、今の学校基準の面積では、学校の人数当たりの体育講堂の面積というのは2分の1程度しか面積もないということを考えると、やはり早急に整備をしていかないといけないというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) よく町長、言われますけど、スピード感を持って対応していただきたいと……。 防犯対策についてお聞きします。 全国さまざまな自治体、団体、企業、それが防犯カメラを設置しておられるんですが、公費助成でされている例を把握をされている例がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 具体的に説明が必要ですか、どこか。(発言する者あり)じゃ、具体的に説明をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(宮武祐二君) 全国の状況ということでございますが、宮崎県内で事例がありましたので、その御紹介をしたいと思います。 宮崎市の事例ですが、宮崎市が「安全安心のまちづくり防犯カメラ設置支援事業」というのをしております。内容を言いますと、「犯罪やトラブルの多い中心市街地の犯罪抑制のため、商店街等が設置する防犯カメラについて、設置に要する費用の一部を補助する制度」ということです。カメラ設置に要する費用の2分の1を助成しまして、上限が75万円というふうに聞いております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 先般、宮崎県が防犯カメラの設置及び適用に関するガイドラインというのを発表しております。これ防犯上有効な設備の一つとしての文書の中で認識がされており、かつそれを推奨をしております。その中で、通学路等の道路、公園、広場、駐車場、商店街、繁華街など多くの場所をその設置場所として規定がされております。 防犯カメラの機能上、当然、プライバシーの保護とか、取り扱い上の注意点などが規制されているんですけど、新富町において、以前から商店街等が防犯カメラの設置をしてほしいとの意見を伺っているところであります。 町が設置者としてあるような、先ほどありましたような団体等の管理運営の助成とか、そういった考えができないのか、町長の考えをお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 防犯カメラの取り組みも重要な一つだとは考えておるんですけども、きのう三浦議員からも御質問があって、提案をいただいたんですけども、やはり住民の皆様がしっかり地域で見守ってあげるとか、登下校中に気をかけてあげるという町環境を、とにかく醸成をしていくということが一番大事なことだと、そういうふうに感じております。 やはりプライバシーの問題だったりということを考えると、やはり地域の皆さんと一緒に防犯対策をきちっとやっていきましょうという地域を、まずはつくっていき、そういうことでどうしてもそこで届かないところ、目が届かないところだったりに防犯カメラを設置するということは考えられるとは思うんですけども、全て防犯カメラを設置していくという考え方は、地域の関心を薄れさせてしまうということも考えられるので、やはり、まずは安心・安全に住める地域づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) そういった活動と協議をしていただて、適切な処置をお願いしたいと思います。この件については、高鍋警察署管内でも、声かけ事案、空き巣、それから実際に商店街でもあったんですけど、放火とか発生があります。検討をお願いしたいと思います。 最後になりますが、商工政策についてであります。 今回の機構改革で商工担当が産業振興課の中に農林水産グループ、それから畜産グループ、それと商工グループということで、3つのグループの中の一つに加えられました。この中身を見ると、直感で農商工連携というのが図られるのかなというような感じはするんですけど、この改革で商工政策というのがどのように変わってくるのか、それと、その効果をどのように期待をされているのかお聞かせを下さい。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 髙野議員がおっしゃられたとおり、一番は、今6次化とか、農商工連携というのが非常に重要になってきています。そこの連携をしっかり強化をしていって、商業にとってもプラスになる。農業にとってもプラスになっていくということを目標に、産業振興課というふうにさせていただきたいと考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 前土屋町長時代に商工振興条例、これについて制定のお願いをしたことがございます。この商工振興条例の制定によって、町の発注事業で町内企業優先発注、あるいは町及び受注企業による物品の町内調達、それから企業の受注機会増、それと企業の責任、社会貢献、それと企業努力ですか、こういったことに対して条例として言及が明文化されて、企業誘致がなかなか進まない中で、公共投資による町内でのお金が回る経済循環ですか、経済の地方循環ですか、地域循環、そういった仕組みづくりができる必要と考えるんですけど。 この商工業振興条例、例えば基地に対して新富町は町内企業優先を条例として定めております。基地の発注についても町内企業優先でお願いしますと、ものが言える状態ができるんじゃないかなと考えるんですけど、町長が振興条例についての考えはないかお聞かせください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 振興条例も大変有意義なものだとは考えております。平成27年度ぐらいに、これは全国的な議会の活動として商工業振興条例だったり、小規模事業所振興条例だったりということを条例制定をするという動きが各市町村に出てきました。 その中でも、やはり一番は議会が自分たちで議提議案として議員さんが12分の1の動議でできますので、議員さんが提出をして議会制定をしたという条例がかなり多く見られまして、そういった形も年数が結構要望されてたっているんだったら、そういう形でも条例の制定ができたのかなというふうに感じはしていますが、私が商工会出身ということで、このことについては一緒になって、また検討していかないといけないという部分ではあります。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) ぜひ商工会議所等と交えて検討をお願いしたいと思います。 今、町内外で新富町の企業進出の大きな流れがあります。キヤノンしかり、10号線の4車線化が、さらに変化を加えようとしております。そのような中、町内の零細企業ですけど、従業員の確保が厳しくなっておるとか、「人を雇いたいけど、いないんだよ」と、事業の一部縮小されている事例もございます。町が活性化発展するということは大変喜ばしいことなんですけど、足元がこれまで町を支えてきた商店街が風前の灯火ということになると、これ話にならないんですね。 それぞれが精いっぱい企業努力をやっておりますが、行政としてやれることを明示していただいて、シャッター通りにならないような、絶対にしないという意気込みで立ち向かっていただきたいと思うところであります。 町長の意気込みをお聞きして、話を終わりたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私は、選挙期間中にずっとお話をしたのが、よそから企業を連れてくる大きな企業誘致をするより、今、新富町にある中小企業をしっかりと育てる・守るそのことが一番重要だという話をさせていただきました。今もその気持ちは全く変わっておりません。 そういった中で、やはり今回、予算にも計上させていただいている活性化の補助金があるので、あれを有効に活用をしていただきまして、新富町の商工業をしっかりと守っていって雇用の確保につなげてまいりたいと。 やはり、この今の時代は働いてくれる人がどこも少なくなってきている。外国に頼らなきゃいけない状態というのが、これはもう新富町までやってきています。そういった状況の中、やはり新富町の地元に子どもたちを残っていただいて、少しでも働きやすい環境づくり、雇用ができやすい環境をつくっていくことが大事なので、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 髙野議員。 ◆議員(髙野賢治君) 町長のリーダーシップをお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで暫時休憩いたします。再開は11時でよろしゅうございますか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(櫻井盛生君) 11時再開といたします。午前10時48分休憩………………………………………………………………………………午前11時00分再開 ○議長(櫻井盛生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 8番、阿萬誠郎議員の質問を許します。8番、阿萬誠郎議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 皆さん、おはようございます。通告に従い、質問をします。 まず、地区自治の充実についてであります。 近年、地区自治会の加入率低下、担い手不足等の問題があります。これは、従来、地区が組織として構造的に抱える内部環境の問題と、住民意識や価値観、ライフスタイルや働き方の変化など、社会情勢が複雑に絡んだ問題でもあり、自発的な加入を促す地区にとって直面する現代的課題となるものであります。 地区は、環境美化や防犯・防災、行事等地域コミュニティの維持に中心的な担い手であり、自律的な組織として公共的な役割を果たしています。しかしながら、一層進む少子高齢化と縮小社会は、地域に対する住民の関心や相互のつながりを希薄化し、自治公民館活動に参加する住民の減少と地域社会の衰退が危惧されています。 このような現状において、地域の人とのつながりを基礎とする地区自治会の役割はますます重要であり、暮らしやすい地域社会を形成するためには、自治体経営の中で総力を挙げて支援体制の後押しをしなければなりません。まず、地区自治会の活性化の取り組みと自治体の役割について伺います。 2つ目に、地区内の公共施設、道路排水路の公的管理を含めた環境整備の取り組みについて伺います。 次に、福祉行政についてであります。 今、医療技術の進歩等を背景に小児病棟やNICU、PICU等に長期入院後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、経管栄養などいわゆる医療的ケアを必要とする子どもたちが増えています。その多くが家族による介護を受けながら在宅で生活していますが、支える仕組みが不十分なことによる家族への重い負担が課題となっています。また、医療的ケアを理由に学校等に受け入れてもらえず、学びたいのにその機会を奪われているという学びの課題もあります。 このため、2016年5月に障害者総合支援法と児童福祉法が改正施行され、医療的ケア児が地域において適切な支援を受けることができるよう、各関連分野との連絡調整と体制の整備に必要な措置を講ずるよう、地方公共団体に努力義務が課せられております。 本町の医療的ケア児の生活向上を図る支援の現状と、今後の支援体制の確保をどう図っていくのか伺います。 次に、公営住宅についてであります。 本町の公営住宅行政において幾つかの町営住宅を用途廃止し、本町にあった管理戸数計画と町営住宅の整備を進めるため、老朽化した政策空き家の用途廃止と解体をより一層進める目的で、公営住宅入居者アンケートが実施されております。 今回、アンケートを行っている住宅、成法寺住宅、天井丸住宅についてその改修状況及び調査実施結果と、今後どのように進めていくのか、それぞれ伺います。 2つ目に、平成29年2月24日付新田地区区長会より提出のあった住みよい新富町、そして新田地区民の健康管理や健康増進、コミュニティ活性化を目的に、成法寺住宅跡地を利用した新田地区多目的運動広場の設置及び早期実現の要望をどのように推し進めるのか伺います。 次に、猿ケ瀬川河川改修に伴う公共施設の移転についてであります。 県による二級河川猿ケ瀬川改修事業は平成22年度から事業に着手、現在、排水樋門工事を先行施工しており、平成36年完了予定に河川整備を進めていく計画であるとのことであります。河川改修工事に伴い移転対象となる新田支所等の施設用地について、適地調査の進捗状況と今後のスケジュールについて伺います。 以上、壇上からの質問です。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、阿萬議員の御質問にお答えをいたします。 地区自治会は、地域づくりに町民が参画する、身近なコミュニティ組織として重要な役割を担っており、地域の清掃活動、地域住民同士が見守り合う自主防災組織の結成、生涯学習活動など、安心・安全な住みよい地域づくりのため、地域の特徴を生かしたさまざまな活動に取り組まれております。 地区自治会の衰退は、町全体の課題の一つであると認識をし、「新富町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を柱に、人口減少に歯どめをかけ、新たな人の流れをつくるための取り組みや、さまざまな世代が生涯を通じて安心して暮らせるまちづくりの取り組みを推進し、活性化に向けた取り組みをさらに進めてまいります。 次に、地区内公共施設の環境整備についてですけども、地区内の環境整備は各地区で年間の行事として実施をしていただいているところであります。また、コンクリート等の材料を地区に支給し、環境整備に努めているところであります。地区でできない範囲につきましては、町の委託業者で環境整備を行っています。 次に、福祉行政について、本町の医療的ケア児の生活向上を図る支援の状況についてでありますけども、医療的ケア児の障害サービス支援は、日常生活用具の給付や相談支援、通所支援、入所支援を行っております。 また、今後の支援体制の確保をどう図っていくかということにつきましては、平成28年6月に国が通知しています医療的ケア児の支援に関する保健、医療、福祉、教育等の連携の一層の推進についてより保険・医療・障害福祉・保育・教育関係者が綿密に連携をした取り組みを行うこととしております。 本町では、平成30年3月に策定いたしました「新富町第1期障がい児福祉計画」に沿って、児童発達支援センターの設置、保育所等訪問支援の利用体制の構築、主に重症心身障害児(重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複し、発達期に発症し、医療的ケアの必要な児童)を支援する児童発達支援事業所及び放課後等デイサービス事業所の確保、保健、医療、障害福祉、保育、教育等の関係機関の協議の場の設置などに取り組んでおります。 次に、政策空き家アンケート調査の結果及び今後の対策についてでありますけども、昨年度成法寺、天井丸住宅の入居者の住宅環境に対する評価及び移転についての意志等についてアンケートを行いました。全体の67%の回答をいただき、その回答内容は今のまま住み続けたい、高齢なので引っ越しをしたくない、費用がかかる等が多い回答でありました。 今後は、成法寺住宅を優先に政策空き家対策を行う計画であります。アンケートでの多くの方が心配されておられるような費用等の問題につきましては、町の具体的な計画等を説明し、個別に話し合いを行って御理解をいただき、移転を実施してまいりたいと考えております。 次に、跡地活用の要望書についてでありますけども、ここ数年は住宅敷地全体を更地にすることを最優先に計画をしております。 跡地利用につきましては、政策空き家対策がある程度めどが立った時点で、地域の皆様の御意見をお伺いし、新田地区の活性化につながるような利用を検討をしてまいりたいと考えております。 猿ケ瀬川河川改修に伴う公共施設の移転についての御質問でありますけども、新田公民館の移転に伴う適地選定につきましては、平成29年度に業務委託事業として実施をいたしました。公民館の場所や用途に対する住民アンケートを実施し、面積、現況等の敷地状況や周辺状況を評価し、優先候補地を検討をいたしました。移転対象の公共施設は新田支所と新田公民館ですので、基本的には2つの施設を一体的に建設をする方針であります。 今後のスケジュールといたしましては、移転地を決定し、用地の取得と施設の実施計画を行うこととなります。なお、猿ケ瀬川河川改修事業は、県が補助事業として実施することから、予算の獲得状況によりスケジュールの変更等も予想されますが、事業の進捗を県側と十分に協議をしながら進めてまいりたいと思います。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) まず、地区自治の充実ということでありますが、今年3月24日、宮日にありましたけれども、自治公民館加入促進、そして地域活性化条例制定ということでありますが、職員の方に自治公民館加入を呼びかけて、この市はほぼ100%の加入ということでありました。 そこで本町の町内居住の職員の方の地区加入率、平成27年度4月1日で82%とのお答え、そして地区加入率は72.1%とのお答えがありましたが、それぞれ29年と30年の加入率をお伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 総務財政課長。 ◎総務財政課長(青木和宏君) 町内居住職員の地区加入率は、平成29年が85%、平成30年が83.3%であります。地区加入率は、平成29年が75.7%、平成30年が74.9%でございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 職員の方にはいろいろと御事情があるんでしょう。消防団としての御活躍もありますので、また町と地区の相互関係ですね、また御理解いただきながら再考していただければ幸いかなと思っております。 さて、今、マイカーとコンビニ、そしてSNSというこの物質的な豊かさ、これがあれば生活できる環境であります。地区の加入とか地区付き合いとか、これにメリットはありますかというようなことが問われる時代になってしまいました。確かに地縁組織の慣例的な決まりごとだけでは若者の心をつかめず、受け入れていく姿勢に魅力あるものとは言えないなということを感じておりますけども、しかし、人とのつながりと精神的な豊かさ、これで地域を支え、町を支えてきたのは、まちづくりに献身的に協働するのはやっぱり地区組織であります。 その中で現代的課題の波が押し寄せておるわけでありますが、減り続ける人口、そして少子高齢化ということであります。まして2014年5月に日本創生会議がリアルに全国市町村が消滅する可能性というのを指摘しました。「約896の地方が消えますよ」というショッキングな報道でありましたけれども、縮小社会に備える事態となったわけであります。世帯を単位として組織を維持する地区にとってこれは本当に大きなダメージだと思っております。 そこは、しかし本町も敏感に同年4月に定住促進等の取り組みを強化・継続中ということでございますが、とにもかくにも人口ビジョン総合戦略の策定つくっておりますが、この中にやっぱり地域コミュニティ活性化、これが重点だと私は考えます。 やっぱり核となるのは、先人たちが築いてきた今も築いておりますけれども、自治組織の維持であります。この運営強化、そして加入促進のためには何が有効なのか、何が要るのかというようなことで、私は効果的な情報コミュニケーション、これがキーポイントだろうと考えます。 代表的なお役目で言えば、やっぱり区長会になるんだろうと思いますが、規約の効果、検証はどうなのかということ、それから役員のなり手不足はないのかということ、それから新しい集合住宅等の住民対策はどうしたらいいのかというようなこと、それから加入率の高い地区の状況、どんなことをやっているんだろうと、そんな雰囲気はどんな地区があるんだろうかと、そしてまた豊富な情報源をお持ちの婦人部活動、これの活性化向上を図るにはどんな取り組むが有効なのか、また地区単独での運営が将来的に困難であるという地区もなきにしもあらずと思います。ですからこういった課題を洗い出していただく、そして話し合ってもらうということですね。 自治組織の円滑な運営と強化に向けて、さらに区長会、負担ではなくて区長のほうに負担をかけるんではなくて、前向きなその研修内容の充実、支援ですね、ここではちょっと新プランと申し上げますが、こういった新プランを検討いただけないものか伺います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 新プラン、大変情報コミュニケーションというのは大事、情報を伝えてもらうのが大事ということで、区長会の研修につきましては年1回テーマを定めて、平成28年度には地域コミュニティ活性化について、県外への視察研修等も行っております。今後も区長会の研修等々を活用し、自治組織の強化に努めていければというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 区長も多くは毎年代わられますので、そういった継続した取り組みが必要かなと思っておりますが、例えば、テーマで絞って言えば、自治公民館未加入問題ということの解決のヒントになるのは、ちょっと探しまいたが鹿屋市にありました。鹿屋市の串良町、「くしらちょう」と読むんでしょうかね、「やねだん」という地区でございしたけれども、「柳谷」と書いてありました。ここが町おこしの成功例であります。ここは全国的に有名なところであります。こういった視察もいいんじゃないかと思います。 次に、町内2地区に世帯数が10戸未満の地区があります。ここの地域コミュニティの維持、そして継続的な地区運営について、町の見解を伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今10戸以下の地区が二地区あります。王子地区と北畦原地区ですね。王子地区は7戸、北畦原地区が8戸、2つ地区があります。やはり地区の運営というのは厳しそうなんですけども、そういった状況の中、やはり地域コミュニティ活性化に向けた高齢者に安心を支える取り組みとか、いろんな取り組みを通して地区運営の努力をしていただく、そして支援をしていくということを考えていますが、やはり周辺の地区とどう連携をさせていくかとか、うまく連携をとってもらうかということも検討の課題だと思っていますので、その部分についても検討してまいりたいというふうの考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) いろいろと地区の事情があります。ちょっと再編とか言う言葉は、まだ配慮が必要だなというふうに感じますので、ぜひそういった早急な対策は必要かなと思います。 それから地区の特色でありますけれども、やっぱりこれは助け合いの部分が一番貢献しているんではないかなと、地区はですね。共同募金等が代表的じゃないかなと思います。ほぼ地区は完納しているんじゃないかなと思いますが、その地区外の方はどうなのかなということはお聞きしたくないんですが、地区は、ほぼ完納ということですね。そういったことをやっております。 それから文書配布にしても、年に1回が全地区約3,400枚の文書があるんだろうと思います。これももし地区が衰退してしまうと、大変なことになるということですね。今でも地区外の団地等には、グループ長のところに職員が届け出るという実態があります。これがもう地区が衰退すると、本当に経費的にもこういった職員の負担も増えるということでございます。ですから、地区は町の推進力なんであります。再度評価すべきだと私は考えております。 こういった公共的役割、これを低下させてはいけないんです。町も応えないといけないと思います。これにはやっぱり加入促進の支援が必要であります。町のテコ入れです。これを要望したい。 都城市でありますけれども、自治公民館加入及び活動参加を促進する条例、県外では岐阜県に見かけておりますけれども、本町も新富町まちづくり条例と補助金に関するものは充実をしております。同市のような自治公民館加入者を増やすことに特化した条例を制定して、明確に加入促進を支援できないものか伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 少し考えを述べさせていただきたいと思います。 私もですね、議員時代に地区加入をどうやって上げていくかという質問を何度も何度もさせていただいた覚えがあります。やはり町にとって地区の加入というのは大変重要な意義を持つものだと認識をしています。精一杯また転居された方々には地区加入のお願い等々を進めていきたいのと同時に、やはり地区に入ったときのメリットがどういったものがあるかということを、やはりもう一度検証しなきゃいけないというふうに考えております。 それと同時に、受け入れる側の地区も、どのような形が受け入れやすいかという形も検討をしていただく必要があるのかなという感じもあります。やはり、掃除当番があって罰金があったりして、地区の加入をしてくださいといったとしても、「いや、住民サービスが変わらんなら、地区に入らんほうがまだ楽だ」という感覚がやはり新しい方だったり、よそから来られた方にあるとするんだったら、やはりその部分をどう解消していくかということをきちんと考えていかなきゃいけないので、地区加入に対してのメリット等々を考えていきたい。 新富町はこの15年間で約10億円近くのハード費用として、要は地区集会所の大規模改修とか、太陽光を乗せるとか、いろんな改修事業で10億円程度の費用を使っています。そうしたハード整備をしたにもかかわらず、やはり地区加入というのが増えてこない、伸びてこないということを考えたら、やはり地区のあり方、ソフト事業、どういうふうに受け入れ態勢を整えるか、地区加入のメリット、そういうソフト的な部分をきちんと見直すときが来ているとふうには感じておりますので、真剣に検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 同感であります。加入には強制はできません。ここでは、しかし町の姿勢を示すべきではないかなと思っております。だから地区の役割、行政の役割と住民の役割というのがあるんだろうと思います。 そして、今、町長がおっしゃいましたが、集会所ですね、横文字で言うと「サテライト」だと思います。強力に進めていただきたいと思っております。 あと、労力についてでありますけれども、これはやっぱり地区内の環境整備の謝金とか支援等をしていただいております。大変ありがたいものでありますが、地区で定期的に励行する分でありますけれども、やっぱり生活圏内の草刈りとか、生活雑排水、これの清掃を、汗を流した方なら、地域の方なら御理解いただけるかなと思いますが、共助で成り立つ地区活動であります。いつまでできるのかなというのが多くの不安ではないかなと思うんですが、やはり男性がちょっと主力になりますので、こういった力仕事はですね。そこで、町の日常生活圏ごとの高齢化率、大字ごとに平成26年と30年の比較した人口総数、これ増減があると思いますが、それから65歳以上の数、それから高齢化率をそれぞれ伺います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 町民こども課長。 ◎町民こども課長(比江島光裕君) お答えいたします。 まず、平成26年4月1日現在の状況でありますが、新田地区、これは上新田、下新田、伊倉を含んでおります。人口が7,629名、65歳以上が2,059名、高齢化率が26.99%。富田地区、これは上富田、下富田を含めます6,678名、65歳以上が1,445名、高齢化率が21.64%です。三納代地区です。人口が1,733名、65歳以上が464名、高齢化率が26.77%ですね。日置地区、人口が2,216名、65歳以上が645名、高齢化率が29.11%です。合計が、平成26年4月1日現在、人口が1万8,256名、65歳以上が4,613名、高齢化率が25.3%です。これが平成26年4月1日現在です。 続きまして、平成30年4月1日現在です。新田地区です。人口が6,847名、65歳以上の人口が2,284名、高齢化率が33.36%。富田地区です。人口が6,421名、65歳以上が1,680名、高齢化率が26.16%です。三納代地区が人口が1,635名、65歳以上が420名、高齢化率が25.69%です。日置地区です。人口が2,156名、65歳以上が742名、高齢化率が34.42%です。人口が1万7,059名、65歳以上が5,126名、高齢化率が30.05%です。 これで、平成26年と平成30年を比較しますと、人口で1,197名減少しております。逆に65歳以上は513名増加しております。高齢化率につきましては、4.75%増加しております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 高齢化率はもう皆さん御承知のとおりでありますますけれども、私の手元に地区別の高齢化の集計書を出していただきました。30年4月30日現在でありますが、行政区が富田町から一番からシーサイド富田浜で62地区であります。人口が9,684名、高齢者の方、65歳以上が3,826名、高齢化率これは男女合同でありますけれども、平均しましと39.51%ということになっております。 この中で軒並み40%近いんですが、50%越えがあります。三納代の宮之首地区55.41%、いろいろと事情がありますけども、数字だけで言います。弁指57.14、日之出ですね50%、追分は56.74、三財原が52.53、新田のほうでいきますと、下今町が51.13ということで、軒並み高齢化ということはもう御承知のとおりでありますけれども、結局、出役ですよね、地区のほうはいろいろと出役がありますので、単身世帯になったり、いろいろ事情があるんですけども、私の地区では75歳以上が免除であります。私も元気であればあと12年あります。12年は町のために頑張ろうと思います。ですから、住み慣れたところで幸齢者の地区にしたいと思っております。私の言う高齢者は「幸」です。幸せな高齢者、これでありたいなと思っております。 ですから、地区は日常的に役割を果たしております。ですから地域のこういった努力の積み重ねが町の施策と相まって、行政が今抱えているような根っこが一緒だと思います。これが深刻化する社会的問題の解決につながると私は確信します。ですから、まちづくりには地区自治会と町の協力関係、これはもう不可欠なものでありますので、後追いにならないように、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 次に行きます。 次に、福祉行政についてでありますけれども、平成29年度現在の新富町の障害児手帳所持者の数について伺います。また詳細を教えてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 福祉課長。 ◎福祉課長(若木家浩順君) それでは障害児の手帳の状況でございます。 平成30年の3月現在でお答えいたします。 身体障害児、これは等級区分が1級から6級まであります。1級につきまして3名、2級が2名、3級2名、4級1名、5級がゼロ、6級1名の計9名となっております。 それから知的障害児、これも3区分ですが、重度が7名、中度が6名、軽度が22名の35人となっております。 それから精神障害児、1級が1人、2級が1人、3級5人の計7名。以上、3障害を合わせると51人となっている状況でございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。
    ◆議員(阿萬誠郎君) この中に医療的ケア児も含まれるんだろうと思います。国立成育医療研究センターの推計がありまして、全国で1万3,000人以上が常時医療的ケアが必要なお子さんがいるということでありますが、この医療的ケアができるのは、医師と看護師、当然ながら家族ということになります。 ここで、医療的ケア児を持つ母親の在宅のケアの1日ということで、ちょっと申し上げたいと思います。朝6時20分朝ごはん、鼻のチューブから経管栄養注入(SPO2)いろいろな医療器具のあれが出てきますけれども、酸素濃度モニター。それから足のセンサーを切りかえる。8時20分、ちょっと休息、食後30分は体を起こしておかないといけないということですね。それから8時50分、吸引、いろいろ痰等が絡むということでございます。それから9時、バイプアップ、人工呼吸器とかそういった作業のモニターということです。それから12時になります。お昼を迎えて同じような作業が続いていきます。そのような作業が続きながら、17時、同じように作業をされます。そして、8時お風呂、20時に歯磨き、21時を迎えて就寝をするということで、23時までの間、四六時中、30分か1時間ごとにこういったケアをされているということであります。23時の後、また早朝にやるんですが、1時、3時、5時、6時ということで約2時間ごとに体位を交換しないといけないということで、もうつきっきりということですね。それで朝を迎えるということです。 これが休みなく、休みなく連続で続くわけです。私たちにはちょっと考えられないような状態で戦っておられるわけです。ちょっと目頭が私熱くなりましたけど、このお話をお聞きしておって。当然、自分以外に頼れる人はいないわけです。常時、容態急変に備えているということです。 福祉サービスに思うことはということで、介護訪問は1日2時間までしか使用できないんですよということ。それから、町には専門的知識をお持ちする人がいない、そういうお話になりました。そういうことですね。ですから、他職種連携を早急にできないんでしょうかということですね。 それから悩み、これが一番大きいんですけども、第2子の子どもがなかなかということですね。それから入院が不可能に近いということであります。母親は保健医療福祉のプロではないということです。特に、成長につれての教育課程、これがとても不安だということをおっしゃっております。 ただし、こういうことがモンスター的になってはいけないわけですね。それで捉えてもらっては困るわけでありますけれども、こういった方たちの医療的ケア児のために、福祉、そしてこういった医療等の関係分野に、やっぱり専門知識が必要だと考えます。「暮らしの設計」を手助けできるような支援コーディネーターという言葉がございました。これの配置が必要となるわけでございますけれども、本町の現状と今後の育成について伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的な考えで、具体的な説明は担当にはさせますけれども、阿萬議員がおっしゃるとおりで、やはり医療的なケア児に対してだったり、医療的なケアが必要な方に関しては、やはり医療的なケアというのは看護師さんとお医者さんと親しかできないということで、痰の吸引等は研修を受けた介護士さんだったり、医療についても介護士さんが担当ができる部分があったりもするんですけども、やはりその人材等々も足りないということで、やはりそこを整備をきちっと人材確保をしていく必要があるということ。 あとは、やはり障害者差別解消法とかいろんな法律であったり、いろんな制度の改正だったりで、自治体というのはきちんとそういう障害の方たちも同じサービスが受けられるようにということで、努力義務を課せられて差別がないように受け入れてあげなさいということも決まるんですけども、どうしても人員的なことだったりで、遅れがちになっています。そういうふうな活動についてはしっかり検討をして進めていきたいと思います。具体的な話は担当にさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 福祉課長。 ◎福祉課長(若木家浩順君) 支援コーディネーターの現状と今後の育成方針についてという御質問でございます。 現在のところ本町におきましては、医療的ケア児に対する関連分野の支援を行います、調整しますコーディネーターはいません。多岐にわたる総合調整を担う人材というふうになりますので、新富町単独でのコーディネーターの配置は、今のところ難しいというふうに思われます。 今後の取り組みでございます。本町を含め、近隣市町村と連携をとりながらコーディネーターの育成に取り組みたいというふうに考えております。当面は、保健・医療・障害福祉・保育・教育等の関連機関との協議の場を設けまして、医療連携室や相談支援専門員と密に連携をとりながら、日常生活の支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) わかりました。家族の状況に寄り添ったサポート体制をぜひ構築していただきたいなと思っております。そこでやっぱりニーズが高いのは施設ですね。受けられる事業所等がないというのが一番悩みのようであります。24時間ケアつきとかそういうのもありますけれども、なかなか厳しい状況でありますけれども、こういった「こどもホスピス」とも言われるような短期滞在も可能な、医療型短期入居施設、これの需要が高まっているようでありますけれども、本町を含めた県内の状況と医療型短期入所施設の必要性について、本町の見解を伺います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 福祉課長。 ◎福祉課長(若木家浩順君) 医療型短期入所施設の必要性の御質問でございます。 まず、宮崎県におきましては、医療型障害児入所施設は4カ所ございます。宮崎市に「宮崎県立こども療育センター」、それから「国立病院機構宮崎東病院」、それから川南町にあります「国立病院機構宮崎病院」、それから日南市にあります「愛泉会の日南病院」この4つがございます。 しかしながら、重症心身障害児の入所は長期化しております。空きがない状況というふうに聞いております。また、入所できたといたしましても、自宅から遠い場所に現在ございますので、家族の負担は大きくなるというふうに考えております。 新富町単独での入所施設設置は難しいというふうに考えますが、身近な地域で短期入所が利用できまして、家族の負担が軽減できるような支援体制の構築は、今後必要というふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 現状はやっぱり近いのは宮崎近郊に期待するしかないわけでありますが、できれば新富町に住みたいということでありましたので、まあ、平成27年度の障害児・発達障害者支援室調べの資料によりますと、やっぱり医療関係が充実しているのはやっぱり都市部ということになるようであります。 また、このことでは、野田聖子国会議員です、医療的ケア児を持つ母親ということでございますが、この方、生まれてお子様が2年3カ月NICUに入院されておったと。全身麻酔で10回ほど手術をされたということで、難病中の難病だったということでありますが、今は御主人がずっと介護を続けられているということです。それと、もう一つコメントがありました。いつ死ぬかわからない恐怖と今も戦っておりますということですから、大変な日々だろうと思っておりますが、国の新制度改革に力を注ぎたいということをおっしゃっておりましたので期待をしたいと思います。 そして、町長にお願いしたいのは安心して暮らせる、障害にやさしい町をつくっていただきたいと思います。 次に、行きます。 次に公営住宅の「政策空き家」であります。昨日も同僚議員のほうから質問がありましたが、これの追跡質問になります。簡平住宅ですね、政策空き家。全体の6割以上が老朽化顕著であります。で、成法寺住宅についてでありますけれども、現状の住棟数と入居戸数を伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 都市建設課長。 ◎都市建設課長(今村行信君) 情報住宅の、今、政策空き家の既存の住宅戸数なんですけど、21棟の32世帯に、今、入居者が入居されている状況でございます。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 前回の28年8月に質問をしたときには、22棟の37戸というお答えでありましたので、まあ、進んでいるのかなということでありますが。それからアンケートの回収、これ住民の方に私も会ってきました。生の声でないと質問できませんので、アンケートだけでは内容がよく呑み込めないよねえということ。 それから他の町営住宅が書いてあるけど、様子がわからない、要するに行ったことがないということですね。それから年金だけが頼りということで家賃も不安。もうおっしゃったとおりであります。直接話を聞きたいよねということです。どんな計画なの、でも新田支所が建つのというようなことを聞いたり、違いますよという話で、いろんな情報が錯綜するわけですよね。ですから、アンケートでは見えない不安をお持ちなのであります。 ですから戸別訪問というお話もありました。これはやっぱり実態把握の必要があるなと思います。ここは職員の方に頑張っていただいて、答弁でありましたように戸別に話していただいて実態をつかんでいただきたい。いろんな悩みがありますので、そうやって親近感・距離感を短くしていけば、いい方向に私は進むんだろうと思っております。職員の方が無理なら調整委員とかそういう方法もありますので、ぜひそういった直接入居したり、聞き取り調査をお願いしたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私が就任をさせていただいたときに、このことについても「政策空き家」をきちんと施策をやっていきましょうということで、住民の皆さんに説明をしなさいということと、あとは、最終的には私がきちんと説明をするので、集まりだったりを開いたときには、きちんと私が行って御説明を申し上げるということは伝えてありますので、進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) ちょっと細かいことになりますけど、前回も言いましたけど梅雨時期になります。そして夏場になります。排水状態が悪いわけですね。排水は機能がほとんどない、よどんでおります。いろんな環境が悪いところです。で、日常管理はどうされていますかと言いましたら、お風呂の栓を抜くだけよということで、もうそれで通水をするということだけです。まあ、当然かな、なかなかできないわけですね。 そこで安全面と、やっぱり衛生面からそういった機能のない排水路、まあ、300ぐらいだったと思います。現場うちもあったかな。そういうのも思い切って撤去したほうがいいと私は思っております。それのほうが草刈りもやりやすいんではないですか。管理がしてありましたけど、安全とそういった衛生面では、先行投資みたいな排水路の撤去、可能な限りそれができないものかどうか伺いたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もう使っていないところに関して、やはりそういったところがあれば、安全性も考えて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) よろしくお願いします。それから答弁いただきました新田地区の多目的運動広場、これは御承知のとおり新田地区のグラウンドゴルフ愛好者の方の代表が、呼応されて新田地区の区長会で全会一致で、この運動広場の設置で提出しておりますが、ですから町長、新田地域の最優先課題でありますから、御答弁のとおりお願いしたいと思いますが、その中でちょっと気になりました。ちょっと確認だけさせていただきたいと思いますが、同僚議員の質問でもありました、この運動広場の用地についての話ですね。 非農用地というお言葉を使われましたので、例えばこの住宅を町有地は1.7ヘクタールあります。あの時、大和団地と西河原とおっしゃったんですが、ちょっと西河原はすぐすぐではないんで間に合わないと思いますが、大和につきましては受益面積の30%以内ですね。ですから1.8が可能なんですよ。面積は大体クリアするんですけれども、ただし非農用地設定は、私の経験からいくと条件の悪いところ、山黒、わかりますか、山黒、山影ですね。そういうとこる条件の悪いところに集約をされる可能性が大であります。 ですから、この非農用地はあんまり、それと子どもとか高齢者が遊ぶには適さない、適地ではないということであります。そしてこの非農用地いうのは、受益者の方たちの思いが強いものがあります。自分たちが集めたんだというような意識もありますので、できたら公的な町有地がいいわけであります。 こういった子どもたちに適地については、町長の非農用地のお考えは違うのか、そうなのか、ちょっと聞きたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現行の計画として、一番後で使いやすいのが公園という形で非農用地について、大和に関しては非農用地の設定の中で公園という形をとってあるということと、アンケート結果の上で公園を整備してほしいということが多いことで、使い勝手と、後で整備をするときに一番公園用地としておくのが使い勝手がいいということと、アンケート結果で合致をしているということで、非農用地という形をとらせていただき、そこを公園ということに言わせていただいているんですけれども。 実際の、じゃ、住民の皆さんにとってどこが利便性が高くて、一番望んでいる適地なのかということは、全く別物にはなって来ると思うので、そこについてはきちんと検討をしたいと思いますし、きのうもお話をしました、住民の皆さんから、区長会の皆さんから要望等々が上がっていることも承知をしておりますので、その部分についてしっかりと協議をして、どこがいいのかというのは選定をしていきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) なかなか非農用地いうのは町の思いどおりにはならないということですね。これ受益者の意思が強いということであります。それから、この新田地区の多目的運動広場、これはどーんと真ん中です。みんなが見えるところでないとだめです。どーんと真ん中が見えるところです。そこを見て新田の活性化が少しずつ始まると感じておりますので、ぜひお願いしたいと思います。 この行政の思孝プロセス、相当困難なことは理解できるんですけれども、町有地の利用を明確化となるものでありますから、自信を持って執行部の方も踏み込んでいただきたいと思っております。で、何の強制力もない一般質問であります。ただし、私はできることは皆様にストレートにお伝えしているつもりであります。 執行部の心が動かないとなかなか実現できません。ですから、下手な質問を繰り返しておりますけれども、一所懸命一般質問をしておりますので、要望書の早期実現に向けて、この一点集中で再優先プロジェクトで取り組んでいただきたいと思いますが、町長、どうでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私の公約の中でも、新田地区に多目的広場をつくるということで、私の任期が4年間です。この4年の間には必ず新田地区に多目的広場を整備したいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 町長の任期は、私よりか長いです。私の任期中にぜひ。(笑声)私の任期中に、もう3月まで何人か課長がいますけど、任期中にぜひ方向性を出していただきたいと思います。どうですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 議員の任期中にしっかりと検討をして、しっかり方向性を示したいというふうに考えます。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) 安心しました。それから、猿ケ瀬といいますか、新田の動きが活発化しているなあと今感じております。といいますのは、一般質問を2回ほど行いましたが、活性化にはやっぱり素地のあるテニスがいいということで、今、そのテニスを活性化するために一つの拠点づくりということで人口の芝、テニスコートができました。 ですから、その素地を大きくするために、私なりに、町長が新しくなられましたので紹介します。(仮称)「新田キャンパスリバーサイドスポーツタウン構想」、これは私の構想であります。長いでしょう。おっしゃるとおりです。櫻井議長からも言われました。「ちょっと長いから、短くならんとか」、「いや、だめです。私はこれでいきます」ということで今進めておりますので、これは私が議員でおる限り言い続けたいと思っております。 ですから、こういった西体育館周辺に行政系の施設、先ほどおっしゃいましたがそういった複合施設です。そういうのがまとまれば必ず集客装置に発展すると、私は確信しております。そういったことで、新田地区の多くの住民が利用しますので、今後の複合施設に向けて、くつろげる空間、そして親しまれる施設となるように期待いたしまして、私の質問は終わりますけど、何か町長、ありますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) ちょっと長すぎて今覚えられなかったので、後でもう一度お聞きしたいと思いますけれども、やはり新田地区の体育館周辺だったり、テニスコート周辺をきちんと整備をしていかなければいけない。やはりあそこが昔からメインストリートでお店もあって、商店もあってというところがありました。 やはりもう一度というわけではないのですけれども、きちんとあの地域ににぎわいを創出していきたい。「新田地区のにぎわい創出事業」と私は命名をしておりますが、そういうふうに頑張ってまいりたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 阿萬議員。 ◆議員(阿萬誠郎君) はい、ありがとうございます。 最後になります。このたびの本県初の新田原古墳群ほかの日本遺産登録、まことにおめでとうございます。担当課の御努力に心から敬意と感謝を申し上げます。 以上です。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで、暫時休憩いたします。 午後は1時から開会いたします。よろしくお願いいたします。午前11時50分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分再開 ○議長(櫻井盛生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番、増永逸雄議員の質問を許します。6番、増永逸雄議員。 ◆議員(増永逸雄君) それでは、午後の一般質問を開始したいと思います。 少子高齢化を迎え、いまだ経験のない人口減少と高齢化社会に陥ろうとしております。現在、新富町の人口が1万6,764人と減少していますが、町の推定予測より早いスピードで減少が続いております。その中で、産業や町民生活スタイルにおいて大変大きく変化が求められているところであります。 そこで、さきに通告したとおり、質問をいたします。 1、農業減少について。担い手の現状について、人・農地プラン、中間管理事業についての現状と今後についてお伺いします。 2番目、新田原基地騒音についての対応。住宅防音工事について、町民の意見集約について伺います。 3番、町道整備改良について。町道維持、管理の現況について伺います。 以上、壇上からの通告といたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、増永逸雄議員の御質問にお答えをいたします。 担い手の現状につきましては、近年減少傾向にあります。農林業センサスの専業農家数を担い手と考えた場合、平成7年571戸、平成17年423戸、平成27年391戸となっており、平成7年度と平成27年度を比較いたしますと31%の減少となっております。 次に、人・農地プランと中間管理事業についての現状と今後についてお答えをいたします。 現状は、平成25年の農地中間管理事業の推進に係る法律の施行とともに人・農地プランと農地中間管理事業を推進し、平成30年3月末現在で、人・農地プランを25地区設定するとともに、農地中間管理機構の活用面積は、約233.7ヘクタールとなっております。 今後は、農地の確保・維持については、耕作者と地権者が日ごろから情報を共有しておくことが大切だと考えておりますので、既存の人・農地プランの継続を支援してまいりたいと考えております。 また、農政分野での各種補助事業の採択要件にもなってきておりますので、新富町全域への人・農地プランの設定を目標とするとともに、中間管理機構の活用を推進してまいります。 新田原基地の騒音についての対応、住宅防音工事につきましては、防音工事予算を確保し、待機世帯の早期解消に努めるよう防衛省に強く要望してまいります。 次に、町民の意見集約につきましては、基地が所在することにより騒音問題を初めとした多くの課題が生じており、町民の皆様の御意見を伺うことは非常に重要なことと考えております。今後も区長会等の既存の団体を活用し、意見集約を行いたいと考えております。 次に、町道整備、道路維持、管理の現状についてでございます。 町道整備は安心安全の見地から緊急性、重要性等を考慮し町道整備を進めていますが、年々町道の老朽化が進み補修等を行う件数がふえてきている状況であります。簡単なアスファルトの穴埋め等であれば職員で対応しておりますが、それ以外の補修工事は町内土木業者に依頼している状況であります。また、町道の草刈り、町道側溝の土砂上げ等については年間委託業者で実施をしております。なお、道路沿いの立木につきましては、建設業協会新富支部の方々のボランティア活動をして、大きな立木等を処理していただいているのが現状であります。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) それでは、農家減少のほうからお伺いをいたしますが、平成29年度の新富町農業就業者数及び後継者、新規就農者数についてお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 具体的な数値は担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 農業振興課長。 ◎農業振興課長(平塚貢一君) まず、新富町の農業従事者数ですけれども、平成29年度という質問でありましたけれども、平成27年の農林業センサスの数字でお答えをしたいと思います。 販売農家数が710戸ありますけれども、この回答の中で1,726名が農業従事者数というふうなことの数値がございます。 続きまして、後継者数ですけれども、後継者数につきましても、この710戸の販売農家の中で141名の後継者がいるというふうな回答が出ております。 続きまして、新規就農者数ですが、これにつきましては、町でつかんでおります平成29年度の数字といたしまして2名の就農者になっております。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございました。そこで、ちょっと今、課長のほうからお答えがあったんですけど、ちょっと私のほうから。平成27年度農業従事者数ですが、1,726人で、平成22年度が2,066人だったんですけど、そこを差し引きますと、5年間で340人ほど減っているという状態でございます。販売農家数に対しましても平成27年度が710戸ありまして、平成22年、5年後、796戸であります。その間、新規就農者とか今まで従事した人以外の今まであった戸数以外の新規就農者が増えているわけですが、それを足しまして引き算をいたしますと、96戸というふうに減少となっているわけですよ。 それから、平成26年から平成28年、新富町は一生懸命頑張って新規就農者を育てていただいておるところでありますが、本来の農業者の部分で26年から後継者が28年までゼロと3年間、その前とその後はいるんですけど、いないと、ひとつの農業者の減少によって自分ところに跡取りを置かないというのが1つのあらわれかなとうっすらと思っているところであります。 そこで、新富町の適正農家戸数ですよね、今から農業を支えていっていただく農家戸数はどのくらいなのか、政策はあるのか、そういうところを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 御質問にお答えをしたいと思います。 先ほど、担い手、新規就農者の数がゼロと言われたところはちょっと数が、(「後継者」と呼ぶ者あり)後継者は、1人、1人、2人といって人数的には後継者も跡継ぎをされているというのが現状でありますので、29年度が1人、平成28年度が1人、27年度が3人、農業後継者が跡を継いでいただいているという状況にはなっています。その前が、26年が4名、25年が1名ということで数字の訂正をさせていただきたいんですけれども。(「いいですか。はい」と呼ぶ者あり)ということになっております。それで、どれくらいの農家数が適当なのかというのは、これは、なかなかどれくらいが新富町の農家さんが適当な数かというのは、はかることができないんですけれども、最近、規模の拡大等々があるので、そういった状況を考えると、どれほどが、人数が適当というのは言えないということがあります。ただ、現状の畑、田んぼ、農地等をしっかり維持するためには現状より減らしたくないというのが実情だと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 済いません。数字等の間違いがあったということで御指摘が、ありがとうございます。でも、私が持っている資料では(笑声)済いません。多分、どっかのカウントの仕方でちょっとずれが出たのかなと思っております。ちょっと済いませんでした。それにしても、後継者は育っていないということになっております。 今、町長がおっしゃってくださったとおり、ボーダーラインといいますか、これ以上農家戸数を減らしたくないと、その努力はしますということでありますが、そのとおりだと思います。ちょっと私の考え方といいますか、農業におきましても会社におきまして、他産業におきましてもそこに入社、就農してから30年、40年たちますと世代交代が訪れます。これ30年問題、40年問題という形で、前は県がそれまで考えて施策を出していたんですけど、このごろ、そこはちょっとぼやけて農家減少だけ特化して、第7次の農業をして計画関係をそこだけ特化して、山地を農業の園芸団地とか地産団地と、そういう団地を支えるために農家戸数を減らさないように新規就農であるという形のそういう思想に、思想といいますか、考え方に変化しているようでありますが、ここも本当基礎的な考えで、これが大事だと思っているところです。 それから、次に移りますが、平成29年新富町の経営耕地面積規模別農家戸数を教えていただきたいと思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 答弁、数字はわかるんですけれども、数字がかなり細かく分かれていきますので、後で資料を提出をさせていただきたいと思いますけれども、大体、総計的にはかなり規模は拡大しているというのが状況としては、年々、規模は少しずつ拡大はしているけど、戸数は減っているという形は見てとれます。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございます。一応、センサスから拾い上げたのがあるんですが、この中では項目がすごくありまして、0.3ヘクタールから50から100ヘクタールまでの間の数字が並んでおるわけですが、農家戸数の合計額、各市町村の合計額の新富町の部分を見ていますと、確かに、マイナス86戸という形で減っております。町長の意見とちょっと違うんですが、確かに、規模は拡大しているけど、農家戸数は減っている。そのとおりなんですけど、やはり規模拡大においても部分的に見て、3町とか2ヘクタール以上の部分においては増えているんですが、それ以外のところではちょっと減りぎみかなと。規模拡大という形がきちんと出ているんですけど、ほかのちょっと資料を、ここを持ってきておりませんけど、ほかの資料をちょっと見てみますと、数字の見方で違うと思うんですけど、少しも規模拡大の原動、5ヘクタール以上30ヘクタールまで、この部分がやっぱり若干減りつつある、経費増とか人手不足とかそういうことなんだろうなと思っているところです。やはり今の状態というのがなかなか保てない、規模を拡大してそのまま規模を維持していけないというところもあるんではないかということで、後はもう政府の補助事業がどこまでいくのかでまた違うんでしょう。今のさき、冒頭の質問でありましたけど、蔵の中での含まれた事業等もありますし。それで、本町の農家の活性化策についてちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) そうですね、先ほどの経営規模が拡大してどんどん、経営規模は大きくなっているんだけど、まずは減少をしているということをいって、こういうことが進んでいくと農家が減っていくと、補助環境が悪いところ、環境が悪いところだけが残っていって、そこがどうしていくかということがやはり問題になっていくんだろうなというふうなことが一番予想はされると思いますんで、ここをどうしていくかということもきちんと考えていかなきゃいけないというふうに考えています。農業政策、範囲が大きいので、実は、農業の補助金、国の補助金が400以上の補助金が農業関係はあります。そういった補助金の中でどういう形で使っていくかとか、新富町にどういった形が適当なのかとか、一番有利な方法とかを見定めながら、しっかりと農業施策に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) わかりました。ぜひお願いしたいと思います。 次に、農業補助事業についての部分ごと、代表的な補助事業をちょっと紹介していただきたいと思っておりますが。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基本的には、人と農地に関しては人・農地プランをやって、人・農地プランに携わるいろんな事業があります。それが青年就農給付金だったりという部分が人・農地プランをまずしたということが前提になります。あとは講習関係には産地パワーアップ事業、あとは形態に関しては強い農業づくり交付金だったりということがあります。あとは畜産・酪農に関しては、産地クラスター事業、こういったのが主なそれぞれの物事の補助金の一番大きな部分になるかなと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございます。今の紹介していただいた補助事業の採択要件についてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それぞれ採択要件に関しては、まずは、先ほど一番最初に言いました人・農地プランに加入をしていくということが一番のポイントになろうかと考えます。その人・農地プランに加入後に強い農業づくり交付金等々があります。それぞれ品目だったり、それぞれの耕種だったり、畜産だったりで、一応、最近は個人で受けれるというのがなかなか少なくなりました。だから、法人を組むとか、経営団体を組むとか、経営体をするとか、いろんな団体をつくって農業の補助を受けていくということがまず1つになります。あとは生産量をアップするとか、収穫量を10%アップするとか、いろんな条件をクリアしながら補助事業を受ける。あくまでもこれを計画的に行っていく、計画をつくって補助を受けるという形が主流になってきていると考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 丁寧な説明ありがとうございます。そのとおりだと思いますよ。はい。要するに、新規就農者から50代までの方は就農してもそういう条件に照らしても採択要件にかなうと思うんですよ。ちょっと訂正します。45歳までということで訂正したいと思います。 それで、先ほど農業センサスなどで農家人口等とか経営耕作面積規模別の農家戸数等を聞いてまいりましたが、減少しているということは、当然、農業におきましても高齢化を迎えてということでありまして、ほぼ農家戸数の、新富町の場合で、正確な数字ではないんですけど、約50%が60歳以上ということで、この人たちを長く続けていただきたい、農業を維持するために。そのためには今の補助事業関係の採択要件になかなかクリアすることができないということであります。 そこで、その農家減少の中、60歳以上の50%の方々を持続的に営農していただくための支援を、町長、考えていただきたいと思っておるところであります。それについてお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 増永議員おっしゃるとおり、農家の平均年齢が今61.5歳ということで、農家の年齢がついに、平均年齢が50代を超えて60代に突入したというのが現状だというふうに認識をしております。ただ、まだ60歳を超えたからといって、まだまだあと15年、20年はやっていただけると信じております。そういった中で、やはり現役の農家の方たちをどういう形で頑張ってやる気を起こしていくのかとか、活力を持って働いてもらうのかということについては、なかなか先ほど増永議員が言われたとおり国だったり、いろんな制度的な問題が新規就農者だったり、担い手中心の施策が今組まれていますので、そういった部門については町がどうにかいい事業を見つけてきて、どうにかしていかなきゃいけない部分だとは考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 大変ありがたい。センサスの統計の2015年の総農家戸数の中で2新富町が879人いますが、その中で販売農家が710人と。その人たちが持続的に経営ができるんじゃないかということで、ありがたい御言葉をいただきました。 それでは、次に、人・農地プランについてお伺いをしていきたいと思っております。 それでは、人・農地プランについて質問をしていきたいと思います。 人・農地プランの中間管理事業については一体的に進められるものと考えておりますが、事業目的についてお考えをお聞かせください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 担当に答弁をさせます。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) 増永議員の御質問にお答えしたいと思います。 まず目的ということですけれども、農業の経営の規模拡大、そして農地の集団化など、農業経営を営む者の農地利用の効率化をもって生産性の向上が目的ということになっております。そのために農業者と農地の地権者とが人・農地プランで、まず地域の耕作者、そして地権者、この両間で地域の農業について何でも話し合ってもらうと。そして、それを踏まえて、今度は農地中間管理事業を活用して農業者への農地の集積、そして集約等を考慮して効率的に利用権設定などで農業者に負担ないような形でそういった賃貸者契約を進めながら、お互いが協力して一体に進めていくということもまた大切であろうかと考えているところです。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 次に、集積・集約の状況や農地中間管理機構及び事業内容について説明をお願いしたいと思っております。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) それでは、集積・集約のまず状況ということですけども、この事業、平成26年度から新富町において始めておりまして、29年の3月末現在で人・農地プランについて個別ということで、それぞれが25地区で実施されております。そして、新富町全域で中間管理機構を活用した賃貸借契約等によっての担い手の集積は、先ほど町長も言われましたように、約233ヘクタールほどで推移しているところです。 そして、中間管理機構の事業の内容ということですけども、中間管理機構につきましては、この中間管理事業の推進に関する法律の中で各県に1カ所に限って指定できるということになっております。宮崎県におきましては公益社団法人宮崎県農業振興公社に設置されておりまして、また、各市町村において窓口等がございます。 また、事業の内容につきましては、主なものとしまして、農地バンクという位置づけの中で地権者から農地を借り受けて、そして、規模拡大等を目指す農業者等に農地を貸していくというのが主な業務となっているところです。 以上、お答えとします。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 集積の状況を説明していただきました。そのとおりだと思います。こっちの持っている資料でいきますと、これから何か作成予定が33で、そのうち25説明がありましたが、人・農地プラン政策済26とも書いてありますし、その面積ヘクタールにつきましてもそのとおりだと思って頑張っていただいている、確かに、実績が上がっているなと思っているところです。資料を、新富町の中間管理機構の事業実績の中でこの81%以上のところを、これ集積なんですかね、集約なんですかね。この利用率。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) この数字につきましては、新富町の場合、ほとんどまだ集積と考えていただいていいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) それでは、次に進みたいと思います。 人・農地プラン25地区集積・集約化による農地中間管理機構利用者と機構との温度差はないのか。また、非常に実績は新富町お持ちですけど、なかなか集約化に向けての進みの問題点もあるようですので、解消法がありましたらお答えをお伺いをいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) 今の御質問ですけれども、まず温度差ということですけども、機構への貸し付け農地につきましては、やはり農地のそれぞれの条件、条件的に整っていない農地も、当然、上がってきております。全国的にやはりそのような条件的に、先ほど町長も言われましたけど、今後の課題が、当然、あるというのは全国的に現実ということで私たちも把握しているところです。 そこで、また、住みにくいということで問題解決の解消法ということですけれども、解消法という特効薬というのはございませんけれども、今、25地区がそれぞれ工夫しながらやっている状況を見ますと、それぞれ25地区設定されているところですけれども、それぞれ現在の問題点が違うようでございます。 現在、プランを活用した地域については本来の目的である農地の集積、これよりも先に、まず地域の優先課題に解決するということで活用しているということが進めやく、そういう形で皆さん進めているようでございます。 例えば、ちょっと参考で2、3点言いますと、耕作者と地権者、それぞれが、今、世代交代を迎えておると。その中で、一回ちょっと皆さん、地権者と耕作者が集まって賃料をちょっともう一回相談してみようよとか、地域の担い手は地域の農地を借りたいということから、私たちに農地を使わなくなったときには貸してくださいということを日ごろから伝えておくと。また、ハウス団地であった例ですけれども、農地を借りているということから、地権者さんに相続を、今後、また息子さん等にも手続をちゃんとしてください。そういったまず一番大事な問題等を先にしていくと。そして、集積については、徐々にやめた人はそこの隣の人に使っていくという形の中でうまい活用をされていって自然に、また集積に向かっていくという使い方をされるのが一番入りやすいんではないかと。当然、今からどんどん変わっていきますので、この事業としてはやはり長い目で見ていただくというのが大変重要なことではないかと考えております。 以上です。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 先ほどの質問に丁寧にお答えをいただきましてありがとうございます。私も十文字地区で人・農地プランをしているんですが、おっしゃるとおり、そのあたりから入っていかないとなかなか人の輪というのが昔のように地区ががちっとしていないもんですから、できていかないなと思っているところです。 次に進みます。 人・農地問題解決加速化支援事業を本町ではどのように活用されていますか。お伺いします。 ○議長(櫻井盛生君) 農地管理課長。 ◎農地管理課長(壱岐進君) 今、ただいま増永議員の言われた事業につきましては、担当部局のほうの国からの事務費ということで各地域の方々がプランを設定したいという相談があったりとか、集まるときに、そういった皆さんの場に出向いて支援をしているというところで、そういった形で活用しているところです。 また別に、昨年度、新富町も改正がありましたけども、農業委員会、こちらのほうが改正されて農地の集積・集約化というのも法律化になっておりますので、農業委員会のほうも農業委員等がこの会議に参加しながら一体的に、今、町として取り組んでいるところでございます。 以上です。
    ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) そうなんですよね。今さっき質問した人・農地問題解決加速化支援事業ちゅうのは、末端の私たち農家が地域を決めてプランをつくる場面であったり、その上の段階で、場面、地域のプランをつくったときに、指導者というか、まとめ役としてその中に入っていただいて、もう少しスムーズに地域指定とかプランとかができたり、それ以上、集積・集約化が進むための人員だと私は考えております。それで、その農業委員さん、推進委員さん、確かにそのとおりなんですけど、ぜひ地域のリーダーとか農家をリタイアされたもう経験豊富な人を指名してといいますか、そういう人たちをお頼みして、そういう促進事業に入れていただきたいなと私の希望でありますが、そう思っているところです。 次に進みたいと思います。 人・農地プランの地域内においてさまざまな推進と、農業委員さんが持つ売買貸借など情報を共有することとともに人力や財政面の支援をしていただくのが今から集約化に向けてとか、もう最終的には、この人・農地プランの最終地点ちゅうのは集落営農かなと私は思うています。それが、今、県ももう集落営農と、人・農地プランをさせちょっても集落営農という言葉を出してきません。もうぼやけてきています。最終地点を、私はそう思っていますが、その点で地域を支えていく上でそういう財政面のプラン地域内に支援はできないか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 人・農地プランの基本的な考え方は、やはり人と農地と地域の方々をしっかりつないでいきましょうと、農地をきちんと保全するために未来への設計図をきちんとつくっていきましょうということですので、なかなか集落営農とは少し違った部分で、地域を巻き込んだ将来の農地保全、農地環境をどう整備していくか、人もひっくるめてどうそことかかわっていくかということが大事になります。全ての補助の加算だったり、前提条件になるのがやはり今からその人・農地プランが基本的な前提条件になってきます。そこでしっかり推進をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 町長、ありがとうございました。次に進みたいと思います。 新田原基地騒音に対しての対応についてに移りたいと思っております。 住宅防音工事、今の進捗状況と住宅防音工事、空調等の待機者数についてお伺いいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 待機者数の具体的な数というのはなかなかこれがわかりにくいものがあるので、基本的には待機者数がありますけれども、昨年度に比べて少し減ってきているということは感じているところで……。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございます。数字が出てこないと質問しようがない。(笑声) ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 約で構わないでしょうか。大体の、しっかりした数字じゃなくて。待機世帯数が約110件程度が本体工事でお待ちいただいているのかなということになります。あとは空調機に関しては、大体、270件ぐらいかと。金額でこれが変わってくるので正式な数字ということではないんですけれども、630件があとは建具の復旧に関して待機をされているという形なのかと。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございました。助け舟をいただきまして。この待機者解消についてですが、これは国のやることですからわからなければわからないでいいんですが、待機者の方々の住宅防音工事完了は何年先ぐらいまでには終わるとか、そういう目標値ちゅうのはございませんか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) これがなかなか国がやっていくことなので基本的にはなかなかその数字というのは言えないんですけれども、本年度が約19億円ぐらい、防音工事に関連して予算がついています。これは当初予算でつく額の今までの最高額が本年度はついています。ということは、かなりの待機世帯数の解除、進捗が進めるものだと見込んでおります。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございます。次に聞こうかなと。待機者も、それ要するに、希望届を出して待っていただく方ということで待機者もおられるわけです。告示後住宅未着工の件数も2,000件ほどあるということで、この人たちにも対応をしていただかなければならないとは思っておりますが、この先ほど町長がおっしゃった予算づけが19億円ということで、新富町の配分といいますか、新田原基地に対しての予算でしょうから、どういうふうに町にその予算が入ってくるのか、金額的に大きいのか、小さいのか、お答えできればお答えをよろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 細かな配分についてはまだわかっていないところなんですけれども、19億円というトータルで新田原基地にかかる防音工事に関してそのくらいの予算がついたということになります。はい。 先ほど告示後住宅の話をされたので答えるの、答弁の漏れがありました。告示後住宅につきましては、障害の方だったり、高齢の方がいるところの真にうるさいところから、今、実施をしているところなんですけれども、普通の家庭をこれを始めていくということに関しては、やはり告示コンターの見直し、告示の見直し等が必要になってきます。そういったところを考えると、しっかりと、まずは、今待っていらっしゃる待機の方をしっかりと進めていって、今ある区域の防音工事をきちんと終わらせていくということが大事になってくるかと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) その予算的の規模はわからないということで、また、告示後住宅に関しての御説明もいただきました。それで、その19億円はやはり中心の新富町が多いんだろうなと思いますが、その住宅防音工事が30年度に来た場合に、工事業者がその年度内に終わらせることができるんでしょうか。これ平準化していったほうがいいんじゃないですかと、長期的に見ればですよ。そのあたりをお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほど少し言葉足らずで申しわけありませんでした。防音工事については、これ、なぜ具体的なことはお話できないかといったら、個人なんですね。個人が防音工事を発注して個人でやるということなので、行政に入ってくるお金ではないので、新富町に1回入ってきてするということじゃないので、具体的な数字がなかなかこれがつかめていかない、待機がつかめていけないという話なんですけど。大体、把握をしている数字でお知らせをさせていただきました。 それと、何でしたっけ……(発言する者あり)工事ができる……(発言する者あり)はい、町内業者でということ、町内業者でやれるように頑張っていただきたいというのが率直なところであります。きちんと終わらせていくということが大事ですので、来年度以降にしっかりつなげていきたいということで、これは町内業者の方々に頑張っていただきたいという思いです。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) ありがとうございます。次に進みたいと思います。 町民の意見集約について、新田原基地への町民及び団体等からの情報収集など、どのように収集されているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 現在は、区長会等々にもお話を聞いたり、いろんな場面において騒音に対してはお話を聞いています。そういった形で住民の皆さんの意見を集約しているところであります。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 当然、普通に電話で基地対策課に苦情とかいうのもあろうかと思いますが、その件数等について分かればちょっと数字だけいただければ、お願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 具体的な数字は集約をしておりません。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 町民の方々、いろいろと意見が出て大変でしょうが、一向に基地の騒音に対して進展があまり見られないようにあるんですけど、新田原基地に対してどのような町として意見、要望とかいうのを伝えておられますか。文書ですか。口頭ですか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほどちょっと電話の件数をという話をさせていただいたんですけれども、苦情があった場合はきちんと伝わるようにはしてあります。ただし、同じ方だったり、同じ苦情だったりということがかなりの数であったりするときの全てのトータル件数ということを把握をしていない。どういう苦情があったかというのについては報告を上げていただくようにしてあります。そして、それが基地に対してのものだったりするときは、基地に電話をしたり、直接、自分が行ったりということをしています。あとは呼んだりということで対応させていただいています。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 町民の意見を、情報とか収集についてもう少し広くといいますか、やっていかないといけないなとちょっと思ったところです。今の町長の御返答に対して。それで、新田原基地に対する問題を把握して、以前からあった友好的な町民の関係がここでやはり崩れたらいかんと思うんですよ。そこで、やっぱりそういう意見を町民の意見を一本化した情報交換の場を設ける必要があるんじゃないかと、それについてお考えを少し聞かせてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 目的をきちんとまずは定めなきゃいけないと思いますね。どういうために意見集約といっても友好的な意見集約の方なのか、騒音対策についての意見集約なのかということはきちんとまず目的を定めていかなきゃいけないというふうに考えます。そういった中で、やはりいろんな意見があります。もちろん友好的な方たちだったり、騒音に対してのだったりということで、そこはやはりきちんと区長会等と、あとは住民の皆さんとの対話の中で、こっちがこのために目的これですから集まってくださいというのも行政側からすることかなというのは疑問がありますので、そういう状況が来たら検討させていただきたいというふうに考えます。 ○議長(櫻井盛生君) 増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) 前向きなお言葉ありがとうございます。区長会とか、各種婦人団体とか、学識者とかいろんな場面があるとは思いますが、ぜひ激甚地区区長会もございます。毎回、町、新田原基地、防衛省に要望書を提出しておりますので、広くそういう人たちからも意見をいただいた会の発足をお願いしたいと思っております。 大体、今御返答がございましたので、最終的に、最終的といいますか、考えていきたいということではなくて、やはり町民も大変らしいです。大変だと思うんですよ。これいろんな騒音。いろんな機会があって自衛隊さんとはお付き合いをして友好な関係を持っているわけですから、ここで基地運用や航空機騒音、日米共同訓練など友好的な町民もやはりもうそろそろ我慢の限界に近づいているんじゃなかと思っているところです。町民互いに意見を集約する必要がある、連絡協議会の検討委員会をぜひもう一つステップを前に進めてもらって、考えていただきたいと思っているところです。あと……。 ○議長(櫻井盛生君) 立ってお願いします。増永議員。 ◆議員(増永逸雄君) すいません、もう1問質問がございますけど、時間がなくなってまいりましたので、終わります。よろしいでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) はい。自席にお帰りください。 ◆議員(増永逸雄君) はい。……………………………………………………………………………… ○議長(櫻井盛生君) ここで暫時休憩します。開会は5分でよろしゅうございますか。5分て5分過ぎですよ。(発言する者あり)14時5分いいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)そしたら、14時5分開会とします。 お疲れさまです。午後1時55分休憩………………………………………………………………………………午後2時05分再開 ○議長(櫻井盛生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3日間の一般質問の最終の登板でございます。12番、丹邦敏議員。12番、丹邦敏議員。 ◆議員(丹邦敏君) 皆さん、こんにちは。また、傍聴されている住民の皆さん、お疲れさまでございます。感謝申し上げます。通告の5件について壇上より質問いたします。 まず、1番目に選挙公約の確認について伺います。 公約の5点になりますが、最初の1番目、小中学校の給食費の軽減について。 2番目、防音工事によるエアコン取り替え工事待機者への早期対応について。 3番目、基地との共存について。これは、要旨につきましては、基地関連予算の確保ついて、また、告示後住宅の今後の対応について。 4番目、議員報酬にかかる見直しについて。 5番目、まちづくり事業計画の見直しについて。 大きな2番目に、飛地、これは西都の中にある新富の地区でございます。の住民に対する行政の対応について。要旨については、対象地域の環境整備について。 2点目に、子どもに対する対応についてお伺いをいたします。 大きな3番目に、新田西地域の今後のまちづくりについて。要旨については、基盤整備事業とあわせたまちづくりについてお伺いをいたします。 大きな4番目に、一ツ瀬川河川内の雑木の撤去について。要旨としては、現状の認識と災害の予防対策について。この問題は、今までも、数回、私は質問に取り上げてまいりましたが、小嶋町長の考えを伺うものです。 大きな5番目に、一ツ瀬川濁水による環境問題について。要旨としては、鮎、シジミ等の生息がもう壊滅状況になっている環境に対する町長の認識と今後の対応について。この問題も今までに、数回、質問を行い、県の担当課長が県議会議員の質問に対し継続の調査の必要性を答弁されております。町長にも真剣に取り組んでいただいて、鮎、シジミが以前のように生息する川になるよう県に強く要望していただきますよう、お願いをするところでございます。 皆様、今議会の重要な政策、提案といえば、議案32号の議員報酬の提案ではないでしょうか。この提案については、5月7日の全員協議会で唐突に説明があり、5月8日に宮崎日日新聞で報道をされております。2件について上程される予定とされておりましたが、上程されたのは報酬の見直しの1件であります。住民の皆様はどう判断されているのかと思うところです。 定数については、町側は議会から提案することが慣例となっているので、提案しなかったとしています。しかし、報道がされたことにより、多くの住民は議員定数は10名になったと思っているところがあり、誤解を与えております。私は、住民に対し町側は丁寧な説明をする責任があるのではないかと思うわけでございます。 この件につきましては条例の改正が必要となりますが、条例の内容については住民が認めるものでなければなりません。この機会に住民の皆様も、もう一度、議会のあり方、議会の根幹について真剣に考えていただくことをここで御要望申し上げます。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それでは、丹議員の御質問にお答えをいたします。 小中学校の給食費の軽減につきましては、先日答弁をしたとおり、多子世帯について小中学校に在籍をしている2人目以降の児童生徒の給食費の負担軽減を行いたいと考えております。 次に、防音工事によるエアコン取り替え工事待機者への早期対応につきましては、現在、国と協議を行いつつ、国に空気調和機器機能復旧工事申し込みを行い、工事をお待ちいただいている皆様にどう対応ができるか、町で事業の制度設計を行っているところであります。 次に、基地関連予算の確保につきましては、障害の防止、騒音対策への予算確保について要望を行い、特定防衛施設周辺整備調整交付金、基地交付金、再編関連訓練移転等交付金については安定的に交付すること等を要望してまいります。 また、告示後住宅の今後の対応につきましては、国は今後も住宅防音工事予算を確保し、待機世帯の早期解消を図ることとしております。町といたしましては、告示後住宅の住宅防音工事の実施と住宅防音工事の工法を外郭防音工事とするように国に強く要望をしてまいります。 次に、議員報酬の見直しについてお答えをいたします。 提案理由でも申し上げましたとおり、来年4月に任期満了となります町議会議員選挙を控え議員活動に専念のできる環境を整備することによって、町政に関心と意欲を持った若者や女性の立候補を促し、議会の活性化及び町政発展のため議員報酬について、月額、議長を35万3,000円、副議長を29万6,000円、常任委員長及び議会運営委員長を28万5,000円、議員を28万円に改定しようとするものであります。 まちづくり事業計画の見直しについてですが、昨日、一昨日の御質問にお答えをしたとおりですが、町長選挙の公約で掲げておりましたとおり、まちづくり実施計画の見直しを行います。 次に、飛地の住民に対する行政の対応について、対象地区の環境整備について御説明を申し上げます。 この地域は旭村の一部を平成9年に団地造成のため農地法第5条の転用申請のあった団地造成を実施し、造成された地域でございます。 ここへの接続道路は里道であり、現在一部について造成業者が整備しているのが現状であります。通常里道の整備につきましては、関係地区の申請により町が助成をし整備していただいておりますが、この地区は区外であり、今の整備要項では対象外となりますので、今後、接道周辺の地権者等との協議を進め検討をしてまいりたいと考えております。 新田西地区の今後のまちづくりについて、基盤整備とまちづくりについてお答えをいたしたいと思います。 新田西地域の圃場整備事業につきまして、平成33年度事業採択に向け、県、町、土改連、新富町土地改良区、一ツ瀬川土地改良区並びに地元の新田西地区農地整備促進協議会役員で構成された新富町新田西地区圃場整備事業推進会議を開催し、早期着工に向け協議を行っているところであります。 昨年は、主に、地元説明会や事業地区の境界の確認を行いました。本年度は、採択要件であります人・農地プランの設定に向けた地元説明会の実施や、農地の状況調査及び相続人の調査等の委託業務を行います。 また、新田西地区におきましても非農用地の設定について協議しており、今後、非農用地の活用について地元住民の皆様へアンケート調査を行ってまいりたいと考えております。 次に、一ツ瀬川河川内の雑木の撤去についてですが、一ツ瀬川河川改修事業での高鍋・西都土木事務所各施工区間におきまして、緊急性の高い地域を先に河道掘削工事、堤防補強の腹づけ盛り土工事とかが行われているところです。現在、河川内に雑木が繁茂している状況は認識しているところであり、毎年災害等の予防対策等も含め改修工事等の早期完成に向け、宮崎市、西都市と連携して国、県に要望をしてまいります。 一ツ瀬川の濁水による環境問題についてお答えをいたします。 一ツ瀬川水系濁水対策評価検討委員会の漁獲量調査の結果の報告によりますと、鮎、シジミの漁獲量が年々減少しているとの報告を受けております。 濁水の長期化を防止するための設備が平成29年度に完成し、一ツ瀬川濁水軽減対策計画書による運用ができる体制が整いましたので、濁水の長期化は、ある程度、改善をされることとなります。 また、評価検討委員会においても長期濁水の影響による環境問題だけではなく、他の影響による環境問題についても検討をすることとなっております。九州電力、県、宮崎大学、漁業協同組合、土地改良区、市町村等の関係機関が連携を密にして、水質改善の取り組みを行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 教育長。 ◎教育長(米良郁子さん) 丹議員の御質問にお答えいたします。 子どもに対する対応につきましては、この地域が瀬口地区区外になっており、新田学園が指定校になりますが、小学生は妻南小学校へ、中学生は妻中学校に区域外就学の承認を得て通学しております。通学上、支障を来すようなことがあれば対応していきたいと考えているところです。 以上、お答えといたします。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) まず、公約の確認についてお伺いをいたします。 1番目の小学校の給食費の軽減については、今まで数人に対して答弁なされておりますのでもう結構でございますが、財源があれば、ぜひ無料化をお願いしたいと思うところでございます。何とか財源の道を見つけてやってみてください。 続きまして、エアコンの待機者が多く、1年半から2年半も待つという声が非常に多くあり、今までの一般質問でも数回出ております。町が貸与によって対応するということを町長のリーフレットですかね、それで見せていただきましたが、これは大変いいことだなと思って、もうすぐにでもやっていただきたいと思います。これは非常に喜ぶ人が多いと思います。町長、ぜひやっていただきます。その熱意をよろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今予算に、実は、貸与によって取りつけをしようということで予算確保に努めました。ただし、防衛との協議の中でエアコンを取り付けるときの条件、例えば、窓枠につけたり、スポットクーラーで対応をした場合に、防音自体の機能が損なわれるおそれがあるということで、後での財源だったり、防音機能を害するということで、基本的には、それは今までの防音に対しての意味がなくなることなので、そこはなかなか難しいということだったので、きちんとどういう形にできるかということをしっかり制度設計をして、今年やったから来年やはり難しかったからやめますということではなくてきちんと待機者がなくなっていく、待つ時間が少しでも少なくなっていくという方法をとって検討させていただきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) これは考えですが、貸与といいますか、町民は危険もいっぱいあります。何かそういうお金を出しかえといいますかね、民間じゃったらそういうことをいっぱいしますが、それをやっぱり行政がやって早く対応して決まっちょれば、もう国からは必ずお金は入るわけですから、町長、ぜひその辺を融通きかせてやってみてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) それをせごしというんですけれども、基本的にはそういったせごしは昔はよかったんですけれども、なかなか今、年度内の繰り越しというのをなかなか予算的に認められなくなりました。その分でどう町が対応できていくかということを検討しなきゃいけない、後でしっかり調整交付金等々で財源措置があるような形で制度設計をしてまいりたいということで、一日でも早くこれは実施したいと考えておりますんで、しっかり取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございました。では、期待しております。 次に移ります。 共存について。基地の問題は一番重要な問題でございます。自衛隊員も私たちと同じ国民、また町民であり、共存と書いてありますが、共存だけはなくですよ、普通は共存共栄、共生までありますが、その共生について、町長はどう考えがありますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 言葉的なニュアンスの話をちょっとさせていただくと、行政が栄える、町が栄えるとは言うんですけれども、基地が栄えるということは、本来なら日本語的にはふさわしくないなということで「共栄」という言葉は外していただいております。やはり日本語的に栄える、基地が栄えるとは言わないので、これはもちろん考え方として共存してやっていきましょうという考え方があるので、あくまでも共存でやらせていただきたいということで、共存の考えを基本に置いて基地と一緒に基地との行政を関係をつくっていくということを訴えさせていただいております。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) わかりましたが、やはり隊員さんが一千何百人おられて交流がございます。その辺のところも考えて、今後、やはり共存、そりゃ、話聞けば意味がわかりますが、誤解がないようなところを町長よろしく御指導お願いします。よろしくお願いします。これはこの点で終わります。 続きまして、告示後住宅の対策についてお伺いをいたします。 先ほど28年ですかね、国の告示案が出たときには、この告示後の問題も解消するような内容でございましたが、白紙撤回になって保留になっております。そういうことについてですよ、今後、この告示後問題について、町長としてどういう考えがあるのかお聞かせください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) まずは、今、防音工事を待たれている方たちの待機をされている方たちをきちんと対応をしていくことが一番重要な案件だというふうに感じております。その後に、やはり告示後、2,000件程度、告示後に新富町の住宅がありますけれども、この告示後住宅についてきちんと進めていくという方策をやはりとっていかなきゃいけないということで、もちろん、これは我が町だけの問題ではなくて各周辺市町も関係をしてくる問題になります。そういうことで、やはりしっかり協議をしながら、新富町はやはり待機の方たちが一番多くて、告示後の方たちが一番多い町だということをしっかり周りにも理解をしていただきながら今から進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) この問題は、基地の問題は2市3町となっておりますが、やはり新富町が80%ぐらい関係があるわけでございます。余り外の自治体に振り回されるようなことじゃ町長だめです。やはりうちの考えで行政を、公益性を考えて、今後ひとつ頑張ってください。お願いをいたします。 続きまして、これも基地に関係することでございますが、ただいま政府はF-35について42機導入の計画を私は聞いておりますが、既に、三沢に7月中に7機、年内に10機そろいます。そうした中で、私たちがいろんな話を聞く中で、やはり西に配属になった場合、うちの基地が一番有望という考えを持っているわけでございますが、仮に、F-35が配備されるという計画になったときに、想定して、今の町長の今の考えで結構です。はい。聞かせてください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 基地の配備につきましては、これは何が配備されようと、一番は住民の皆さんに騒音対策がきちんとできること、あとは住民の皆さんに不安だったり、安心安全をきちんと担保できることがどういう状況にあれ大事なことになりますので、どんな状況でもきちんと対応していくということには変わりないということだと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 町長がF-35の観覧といいますか、音の体験をされたことがありますか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) ありません。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 私たちは、議会で、三沢、岩国に行ったときに、直接、音は聞きませんが、話の中ではF-15とほとんど変わらない。F-35のBになったらやはり垂直に上がるからという話は聞いていますが、私とすれば、F-15と音がほとんど相違なければ、できるだけ早くやはり入れ替えてもらったほうが新富のためになると思うわけでございますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) なかなか現実的にどうなのかということもありますけれども、F-35Bなら垂直離着陸ということでかなりの騒音が予想されます。また、F-15とF-35の部分で必要な滑走路の距離というのもやはりこれは違ってくるのかなということも考えられるので、その辺は慎重に検討しなきゃいけない部分ではあるというふうに考えます。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございました。次に移ります。 議員報酬、定数の見直しについてお伺いをいたします。 まず最初に、この2件について、町長、これは公約とされてやっぱりきたんでしょうか。お伺いをします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私の公約というよりも、私が議員時代からずっと言い続けてきたことです。一度は堂々とこの壇上でお話を差し上げたことがあります。議員定数を削減し議員の報酬を上げなければ、今後、若い議員等だったりが確保ができない時代がやってきます。そのために議員報酬を上げることと定数削減を考えてくださいということで、議員報酬の減らすという提案に反対討論をしたことがあります。それからずっと私は考え方として変わっておりませんので、今回、御提案をさせていただいたということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございました。報酬の見直しについて、提案理由によりますと、無投票の問題、議員活動に専念できる環境を整えるということとされていますが、それによって若い人、女性の方の参加を促すためとされておりますが、これには相違ございませんでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 若い方、女性に限らずですけど、もちろんそこが今新富町議会になってくれるといいなという私の個人的な思いもあります。そして、今からを担う方たちが入っていただけるといいなという感覚もあります。その上で、新富町の議会を活性化できたり、新富町と町政と議会、執行部と議会はやはり両輪ですのでお互いがしっかりとしたスクラムを組んで町政発展のために寄与できるような議会活動ができるためにはそのくらいが適当かなというふうに考えています。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) この問題は町長が議員のときからの念願ということを聞かせていただきました。この策定にあたり、この額の策定について、これは町長の裁量といいますか、で決めておられるのか、それともほかに方法があるのかお聞かせください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 2つ理由がございます。1つは、やはり平均年収というものを見たときにこの金額が妥当であるということと、あと1つが、これが28年の12月16日、議員報酬の見直しについてということで、議会活性化特別委員会の中で議会の皆さんが御審議、御検討をされて出された案を少し読ませていただきます。最後のまとめだけ。「法の定める立候補者は日本国籍を有する町内在住者のうち25歳以上の人であれば、誰でも立候補ができます。そうであれば、議員は誰もが生活できるよう報酬面でも保障されたことが必要であり、立候補を可能とする裏づけが求められます。しかしながら、現実には報酬面で大きく制限され、限られた人でしか立候補ができません。法は誰でも議員になることを認めていますが、報酬面で制限をされ、誰でも立候補できない違憲状態といえるのが現状であります。早急な適正化が求められていると思うところです。願わくば最低でも子育て世代の方が立候補できる議員報酬であればと切に願うところであります。この際、大所高所から議員報酬について御高察いただけることをお願いし、まとめといたします」と書いてあって、これが議員の皆様が特別委員会で検討をされたうちに、報酬の部分については月額報酬27万円ということでうたってあります。これを出させていただいた上で、検討させていただいた上で28万円ということを定めさせていただきました。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございました。 続きまして、定数削減についてでございますが、議会の根幹にかかわる問題とされている中で、町長になってまだ数カ月足らずでございますが、大きな政策としなければならない理由について答えがでくればお願いをいたします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) やはり立候補者の減少というのは、これは各町村、特に町村議会においては顕著であります。この間の五ヶ瀬町補欠選挙においては、補欠選挙にもかかわらず立候補者が1人もあらわれないというような状況がありました。これから町を担っていく、県を担っていく、そして国を担っていく、そういった政治を志す方が新富町でもやはり今からしっかりと活動ができる、そういった環境をしっかり整えていくことが地方自治体の生きる道だと、生き残っていくことだと考えておりますので、今回、性急ではあるかもしれませんけれども御提案をさせていただきました。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 議会に、議員に専念できるという言葉を聞いたときに、そりゃ、報酬が上がることはみんな悪くはないことでございますが、本当に難しい問題じゃなと思うんですが、宮崎県では20万円が平均、その中で新聞等も最高額ということで県内みんなびっくりしているような状況でございますが、その辺の兼ね合いについてどうお考えでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。
    ◎町長(小嶋崇嗣君) 今回定数案については、やはり定数については議員自体がしっかり検討をしていただいて御提案をいただくのが一番だというふうに考えて、今回は報酬のみとさせていただきました。 今の14の定数、先ほど2つ理由があると申し上げました。もう1つ、すいません、理由があります。今の14名を削減をして28万円にしようとしたときには定数が10名になるということで、定数も10名、そのときの考えたのがやはり議会運営上、どれくらいの数が最低限必要なんだということは苦慮をしました。議会が減り過ぎていいという話じゃありません。少なくなればいいということではありません。しかし、新富町の人口減少、そして、予算規模、1人当たりの住民の数だったり、いろんなことを兼ね合わせて10人というのが最低のライン、一番減らしたときの下限であるということと、しっかり報酬をリンクさせたというこうことになります。ただ定数に関しては、議員の皆さんにお考えをいただきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 定数の見直しの件について、今回、上程をされなかった理由はお答え願えますでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほどから申し上げましたとおり、議員定数についてはしっかり議員の皆さんで議論をしていただく必要があるということで、今回6月議会には提案をしなかったということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 提案をしなかった理由について、ある新聞の記事に、「慣例になっているから提案しなかった」ということをコメントされていますが、これは間違いないでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 慣例という、もちろん新聞の文言の書き方もあるんでしょうけど、私の考えを今率直にお話をすると、議員定数については議会がしっかりと考えて結論を出すべき案件だというふうに考えております。ただし、私にも考え方があるので、提案も辞さないという構えで実はいたのも事実であります。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 町民は両方について上程といいますかね、これは案でございましたが、新聞で大きく書かれてですよ、多くの人が、「おお10人になるわ」という話が多いんですよね。町長。私はその辺を一番考えるわけですよ。すると、町民はあまり詳しいことを知りませんので、そりゃ、もう町長が一番、議員もされていますのでわかっておられると思いますが、そこをやはり町長、ちゃんとしとかんと最終的には町長がやられます。私はそれを懸念するわけでございますが、それについて対応策をひとつよろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今回議員報酬を上げたことにより住民の皆様から、かなり連絡等々も受けました。そのたびに、私はこの議員報酬が適当だと思っておりますということで、やはり私が提案したことにおいては、私がきちんと責任をとって責任を持っていくという説明責任も果たしていくということが、これは当然だと思っております。したがいまして、議員報酬については今回の御提案をさせていただいということになります。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) もう1点、新聞記事でございますが、「議会が提案しない場合は町側から提案をする」という記事がございますが、これも本当でしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 先ほどこれも申し上げました。提案することも辞さないという思いでありましたが、やはり議員の皆様とお話しをするとか、いろんな中でやはり議会のことは議会で考えるべきだし、議員の皆さんのしっかりした議論を待つのも一つ大事なことだということで、提案を今回は見送らさせていただきました。しっかり御検討していただきたいという思いであります。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 議員定数のことについては、執行部、町側が提案するという例外がないですよね。だからその理由はもう町長もわかっていらっしゃると思うんですよ。だから、この記事を見たときに「おおっ」と思ったんですよね。やはり議会と町長がうまく話して、町民の代表としてお互いやっていったほうが私はうまくいくと思います。ひとつ御検討のほどよろしくお願いしまして、この件は終わります。 続きまして、まちづくり事業計画の見直しについてでございます。 この事業でございますが、土屋町長のときからの継続でございます。防衛省予算でつくるサッカー場の方、また、テゲバジャーロという誘致の中で事業計画をされようとしておりますが、これは両方とも前の町長の継続と思ってもいいでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 前の町長のときにそういう話があっていたのかどうかというのがちょっと私には確認ができないんですけれども、前の町長の正式な公になっている部分については、まちづくり交付金事業、まちづくり支援事業であの三納代の一帯を整備をするということだったと思います。民生安定事業に切りかえてフットボールセンターを整備をするということも、実はこれは公になっていないんだろうなということで、全体的にまちづくり支援事業で整備をしていくというのが選挙に出るときの私の認識でしたので、違うものだというふうに認識をしておると。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 事業から考えたときは私はやはり前の継続という思いがするわけでございますが、方法は少し変わってもですよ、事業そのものは継続じゃないかなと思うわけでございます。そのテゲバのほうも、これは話でございますが、前の町長のときからあった話だということもはっきり言って聞いております。その辺をよろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) すいません。それを、今、丹議員が知っていたというなら、議員の皆さんのほうが、実は、私よりテゲバジャーロの案件だったり、フットボールセンターの案件については先に知っていたということになりますね。私にこのことについて説明という話になかなかこれが難しいバランスになってくるんじゃないかというふうには考えますけれども。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) これの判断に苦しみますが、町長の言われることであれば、そうかなと思うところでございます。 次に移ります。 飛地の件でございますが、ここの住民に対する町長の考えを伺います。また、この内容は、町長の公約にもある地域格差の是正に該当する問題でもございます。ここの地には住宅が8軒から9軒ございまして、子どもさんが高1が1人、中が1人、小が3名の5名、保育所に5名行っておられます。小さいところも10名子どもさんがいらっしゃいます。それに私は「おおっ」と思ったんですよね。その辺のところを町長はよく把握をされているでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 場所についても把握をしていますし、状況についても見させていただきました。そういった面、もちろん、前から造成をしてああいう団地ができたということも存じ上げていましたので、どこに住んであっても、やはり新富町である方が生活の環境が悪いとなればどうにか整備をしていかなきゃいけないというふうに考えますけれども、あくまでも民地がある場合だったりということだったり、周りの方の地権者の同意というのがとれないとなかなか整備が進んでいかない部分があります。そこを慎重に協議をしながらどういう形が、もちろん地権者の方と住民の方々の話をしっかり聞いてどういう形がいいのかということは検討をしていく必要があるというふうに感じております。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 今回、一般質問に取り上げて、町長、もう課長さん、町長初めすぐ調べていただいて、私は感謝します。ありがとうございました。もう住民の人もそれだけでも喜ぶ、その中でここの一番の要望は子供に対する外灯といいますかね、これだけは早く、町長、つけてもらえるかなと思います。はい。よろしくお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) もちろん、交通に支障があるといけないので、一回、もう一度確認をさせていただきます。作物等々の影響がないかをきちんと見ながら判断をさせていただきたいというふうに考えます。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ぜひとも公平になるようによろしくお願いをいたします。 続いて、次に移ります。 新田西区の件でございます。 この質問については前の土屋町長にも何回も行ってまいりましたが、小嶋町長の認識について伺うものでございますが、先ほど詳しく答弁をされましたので結構でございます。この新田の地区をやっと進んでまいりました。それも行政の皆さんのおかげでございます。地域の人も今度は団結してやる気十分でございます。町長、新田のその思いを、ひとつ答弁してください。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私が議員になって、平成26年、一番最初に西河原地域、西区の基盤整備を進めていただきたいということを訴えて一般質問をさせていただいたのが平成の23年ぐらいだったと、それから、何回も西河原地域について基盤整備を進めてくれという訴えをさせていただきました。ようやくそれが実現をしていくということになります。私は、新富町に将来にわたって、今後問題になるのが西河原地域と三納代のあの移転を対象して、対象となったまちづくり計画が実証されるあの地域がいつまでも取り残されて新富町の一番問題になっていく地域だという話をずっとさせていただきました。これを1つずつきちんと進めていきたいと思っております。新田地域につきましても、やはり住環境の整備、住民サービスがきちんと平等に行われていくということを目指してしっかりまちづくりに励みたいというふうに思います。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございます。地域住民の意見を聞いて、圃場整備に合わせた周囲のまちづくりも、ひとつよろしくお願いをいたします。 続きまして、この問題も今まで数回取り上げてまいりましたが、現町長の認識を先ほど伺いました。町長、平成17年ですかね、台風14号、私たちは本当危険を思いました。あれからもう十数年、今見てください、柳瀬、一ツ瀬の間を。もうみんな木がこうなって、あのときは木はなかったんですよ、真ん中。今でも町長初め議長、皆さんに要望していただいておりますが、なかなか進まない。今度、小嶋町長に期待するわけでございますが、ひとつよろしくお願いします。答弁をお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 私もあの台風のときに、消防団の一員として、決壊をしそうになったときに土のうを積んだという思いがあります。やはり防災対策を含めて河底の底上げだったり、木をしっかり整備をしていって流れがあふれないような対策をとっていかなきゃいけないというふうに考えていますので、きちんとこれについては県、国に要望をしていって、しっかりした整備を行っていただきたいということを検討していきたいというふうに考えます。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) これは案でございますが、町長、期成同盟会の中で、20年計画で国土強靭化で工事やっています。その中でその経費を前倒しているのは相談ができんとでしょうか。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) やはり場所を決めながらどこが今やらなきゃいけないかという必要なところに予算をつけています。これが飛び飛びになると、結局、流れによってまたたまるとか不具合が出てくるので、計画的に順を追って進めていくというのが大事なことにはなっていくんでしょうけれども、事業をどんどん早めて前倒しをしていくということについてはしっかり訴えていきたいと思います。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 最後の問題になりますが、これは相手がダムであるために対応が進行しておりません。しかし、川はますます死川といいますか、表現が悪いけど、そういう川に、町長、なっておりますが、しかし、今年は青のりができたという情報がございます。ふるさとの歌じゃないけんですよ、そういう川の水に、町長、ひとつ頑張ってお願いします。 ○議長(櫻井盛生君) 小嶋町長。 ◎町長(小嶋崇嗣君) 今年の冬に川に、ゴルフ場から上のほうにかなりの川のりが今回生えて、もう10年ぶり以上にのりがとれたということでいただきました。やはりそういった川の恵みをしっかり享受できるような川をやはり復活をさせなきゃいけない、シジミもしっかりとれるような川にしていかなきゃいけないということで、しっかり取り組みをさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(櫻井盛生君) 丹議員。 ◆議員(丹邦敏君) 町長の川のことは非常に詳しいわけでございますが、私たちが小さいころはもうすごく魚がおったんですよね。やはりそこで生活をした人も相当おります。しかし、ダムができて全てがもうそういう職業がなくなりました。また、職業がないばっかりに組合の力がなくてダムと裁判することもできません。裁判すれば解決が早いんですけれども、なかなかそこ辺の力がないようでございます。しかし、やはり行政が先頭に立ってやらんと日本一悪い川でございます。一ツ瀬は。調べたら。それから、ダムがあってもまあまあは魚はおりますので、町長、ひとつそこ辺は、また勉強をお互いして先頭に立ってやってください。お願いします。最後の質問といたします。ありがとうございました。────────────・────・──────────── ○議長(櫻井盛生君) 以上で、3日間にわたる一般質問が終了となり、本日の議事日程を終了いたしました。 11日午前10時から本会議を開き、総括質疑を行います。 本日はこれにて散会いたします。午後2時52分散会──────────────────────────────...